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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

女子旅・京都〈3〉福田美術館と大山崎美術館

2日目。開館時間ぴったりに嵐山の「福田美術館」へ到着した。

2019年にオープンした、日本画を中心とした美術館だ。

コンセプトは、”たとえ美術に詳しくない方が見ても、感動を覚えるような”わかりやすい作品を。

企画展「あの頃は~栖鳳・魁夷・又造らが起こした昭和の風~」は、その年のハイライトなどのパネルと共に絵画の解説が展示してあり、順を追って歩いた。

速水御舟の蝶と葵を描いた『露潤(ろじゅん)』に見惚れ、橋本関雪の『玄猿』をじっくり観て、東山魁夷のブルーにしんとした心持ちになる。

そして、加山又造の大胆な色づかいに、絵が訴えかけてくる迫力に、心奪われた。琳派へのオマージュだという『紅白梅』、サファイアブルーの瞳をした『猫』、生命力に満ちた『日輪』。久しぶりに、電気が走ったような感覚だった。

コンセプト通り、日本画に詳しくないわたしが観ても、魅了され、吸い込まれ、わくわくと楽しめた。

しばらく渡月橋が見渡せるガラス張りのカフェで休憩し、次の目的地へと向かう。

 

渡月橋を渡った先まで歩き、阪急嵐山線の嵐山駅から阪急京都線の大山崎駅へ。

「アサヒグループ大山崎美術館」は、天王山の南麓に位置し、駅からは急な坂道を登った。

もとは関西の実業家・加賀正太郎の別荘で、加賀氏亡き後、親交のあったアサヒグループ初代社長・山本爲三郎が尽力し、大正から昭和初期の建築物である「大山崎山荘」の保存、再生のため美術館として改築したそうだ。

企画展「くらしに花咲くデザイン~大正イマジュリティの世界」では、本や雑誌の挿画、ポスターなどを中心にモダンなデザイン画を堪能した。特に、杉浦非水のレトロで味わいのあるデザイン画に惹かれた。

いくつもの建物をつなぎ合わせた迷路のような「大山崎美術館」。

最後の部屋で、クロード・モネの3枚の『睡蓮』を観ることもできた。

 

そこから阪急京都線に乗り、京都を横断する感じで終点の京都河原町駅へ。

ふたりのんびりしゃべりながらビールを飲んで、JR京都駅へ。たった一泊の女子旅・京都。

「次回は、行こうね」「あそこは、次回だね」

ふたりのあいだに、そんな合い言葉が生まれたのだった。

「福田美術館」外観。撮り忘れて、帰り際に渡月橋の向こうから撮りました。

昭和7年のボードには、上海事変、5.15事件が起こり、東京音頭が歌われ、日本ダービーが始まったとありました。

心惹かれた速水御舟『露潤』。夏の早朝にのみ見られる、黄蜀葵(とろろあおい)と蝶が生き生きと共存する光景だそうです。

加山又造『日輪』。このインパクト! 

こちらも、加山又造『猫』。この青を使う? 現代の絵のよう。

館内のカフェで、カフェラテ休憩。友人はブレンド珈琲を。

一面ガラス張りのカフェから、渡月橋を眺めました。美術館入館者だけが入れるカフェなので、すいていて、ゆったりできました。

少し歩いて、阪急嵐山線に乗り大山崎駅へ向かいました。京都の西側を縦に南下する感じです。

大山崎駅近くで、ランチ。「お好み焼き山喜」。女性の店主が、粉少なめ卵多めのお好み焼きを焼いてくれました。

人気No.1「ヤマキ焼き(たっぷりの大葉・チーズ・豚肉・玉子のせ・マヨネーズ)」と「ミックス焼き(エビ・イカ・豚肉・青ネギ・かいわれ・辛子マヨネーズ)」。

「ビール飲む?」と友人。「美術館、観てからね」とわたし。

天王山登り口。ハイキングコースがあるんですね。っていうか、すごい登り坂。

ふう~着いた。山登りだった!(シャトルバスがあって、帰りは乗りました)「くらしに花咲くデザイン」は、8日まででした。

「アサヒグループ大山崎美術館」。英国風山荘の本館と安藤忠雄設計の「地中の宝石箱」「夢の箱」、その他の建物から構成されていて、ほんとうに迷路のようでした。

友人が、「くらしに花咲くデザイン」のチラシで折った箱。帰ってから、写真を送ってくれました。

 

 

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PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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