夫が、サッカーの試合におむすびを持っていきたいというので、初夏に漬けた梅干しを開けてみた。
7月に漬けて干したので、3ヶ月ほどが経つ。
3年置いた方が美味しいという人もいるそうだから、梅干しとしては、かなり浅漬けだ。それでも、しっかり梅干しになっていた。
味もやわらかさも舌触りもいい感じに漬かっていて、とてもうれしい。
初めて漬けてみて、梅干しは、まさにタイムカプセルだと思う。
3ヶ月でようやく食べられるようになり、その後1年だったり、2年だったり、あるいは3年もの月日をかけて食べ頃を見定めるなんて。
食べてみて、時間を巻き戻したように月日を味わうのも、乙なものだ。
味噌も、然り。
たまに開けて黴をとったりしながら様子をみていた味噌が、いい匂いを放ち始めた。
こうした昔ながらの保存食は、手間と時間をかけて、食べ物をムダにしないように、美味しく楽しめるようにと知恵を伝え、工夫を重ねていったのだろう。
今年は、梅をいただいて初めて漬けた梅干し。
来年は、本格的に漬けようと心に決めたのだった。
3ヶ月経った梅干し。赤紫蘇も入れていないけど、少し赤みを帯びています。
これは、before。漬けたばかりの3ヶ月前の梅干し。色と皺が違う。
夫のサッカーランチ。
おむすび1個に梅干し1個では大きすぎたので、わたしのお昼も作りました。
わたしは、ぎっくり腰で味噌造りに参加できなかったけど、3月9日に仕込んだ味噌。もう、食べられそう。
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こんばんは。
梅干しいい色になっていますね。
私も今年は一キロだけ漬けたのですが、食べてみました。
小粒の梅は香りがよく美味しかったです。
この梅干しを入れたおにぎりも美味しかったでしょうね。
晩ご飯を食べたのに、おにぎりが美味しそうでたまりません。
我が家の味噌もいい香りがしています。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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