夫との食卓で煮込み料理などをたくさん作り、残り物をひとりで食べる。
夫婦ふたりの食事ならではの、そういうサイクルが定着しているが、寒くなるこれからの季節は煮込み料理をする機会が増え、ますます残り物の福を味わうことが多くなりそうだ。
「福」というのは、ひとりだからこそできる冒険のこと。
このあいだ初めて、キャベツ入りのおでんを食べた。
おでんの残りにキャベツを入れて煮込む。この夫が嫌がりそうな料理は、以前友人に聞いて、ぜひとも食べてみたいと思っていた。
これがなかなか美味しかった。
また、ポテトサラダをお好み焼きのように丸めてバター焼きにもした。
これもなかなかのヒットだった。
ひとりなら、少しくらい失敗したっていい。
そんな気楽さで、残り物のアレンジを「福」として楽しんでいる。
それに野菜を煮込んだ料理なら、毎食だって美味しく食べられるくらい好きだし、身体にもきっといいよね。福、いっぱいだ。
キャベツを加えて煮込んだおでんの残り。
アンチョビにんにくポテトサラダの残りをバター焼きに。
陸前高田にふるさと納税していただいた豚モツを煮込んだモツ煮の朝ご飯。
立派な葉っぱ付きの大根を農家さんにいただいたので、大根葉の炒め煮も作りました。
いっぱい作って毎日食べています。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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