高知県産の米茄子が、100円でスーパーの店頭に並んでいた。
"米茄子"といえば、"鶏そぼろ餡"というのが我が家のお決まりだ。
夫から聞き、再現したレシピで、彼が東京で過ごした学生時代通った飲み屋「一合目」でよく食べたという。たぶん、誰しもが記憶に留めているところの"忘れられない味"なのだろう。
米茄子の鶏そぼろ餡は、店の名も変わったらしく"もう食べられない味"ともいえるかもしれない。
では、わたしの"忘れられない味"は、そして"もう食べられない味"は、なんだろう?
そう考えて思いつくのは、生前、毎年父が大量に漬けていた白菜漬けだった。
教えてもらえばよかったと思う反面、あれは、わたしには作れない味なのだ、とも思っている。
米茄子の鶏そぼろ餡のように、レシピを調べて作ってみることはできるかもしれない。いつか作ってみようと思う日が来るのかもしれない。

切ってから、あ、写真撮り忘れた、とパチリ。15cm以上ありました。

米茄子の鶏そぼろ餡。お決まりといえば、薄口醤油を使うのがスタンダードになっていて、だから醤油色が薄いんです。

その日のメインは、鰯の茗荷酢味噌。栗原はるみのレシピで何度もリピートしています。鰯は、安くて栄養たっぷりでおいしい魚ですよね。

レシピ本を見て、初めて作るメニューもあります。海老をナンプラーで味付けして、餃子の皮の残りで包み、揚げました。ツレヅレハナコさんの『女ひとりの夜つまみ』のレシピです。

この日は、トマトとパクチーのサラダを作って、パクチーがあったから作ってみました。
料理って、こんなふうにつながっていくのがおもしろいですよね。

そして、鶏そぼろ餡の残りで豆腐のそぼろ餡かけ。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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