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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

赤大根の酢漬け

家庭菜園をしている方に、赤大根をいただいた。

「酢漬けにすると美味しいよ」

毎年そう言ってくださるので、こちらも簡単酢漬けのレシピはマスターしている。

 

なに、レシピというほどのものではない。皮を剥いて薄く刻み、ミツカンの簡単酢に漬けるだけ。綺麗なピンクに染まる赤大根には、柚子や生姜より、マリネ風の方が合う気がして、黒胡椒の粒とローリエの葉を加え、朝に晩に洋食に和食に楽しんでいる。

 

不思議なのは、いつもいただくのは「紅しぐれ大根」という品種で、皮が紫色、なかは白くて中心がうっすら紫色になっている。皮を剥いてしまうと、白い部分の方が目立つ。それなのに、酢漬けにすると鮮やかなピンク色になる。まるで化学反応を起こしているかのようだ。

 

調べてみると、品種はそれぞれでも赤大根には「アントシアニン」という成分が含まれていて、「アントシアニン」は、酸性には赤く、アルカリ性には青く変化するという。

「ほんとに、化学反応だった」

ポリフェノールのひとつだという「アントシアニン」は、美容と健康にもいいらしい。

けれど、気になることがひとつできた。

青く変化させてみたい、という欲求がむくむくと沸いてきたのだ。

紅しぐれ大根。2本いただきました。

切ると、こんな感じの色合いです。

一晩漬けたあとは、タッパーで冷蔵庫に入れています。

とっても綺麗なピンク色になるんです。

ごく普通の朝ご飯も華やかに。

 

COMMENT

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  1. hanamomo より:

    こんにちは。
    この大根美味しいですよね。
    こちらでも産直に行けば買えます。

    私は青森の赤かぶ、山形の焼き畑で作ったあつみ蕪2種類を甘酢漬けにして食べています。
    あつみ蕪のほうは皮ごと漬けたのですが、青森の赤かぶは皮を薄く剥いて漬けました。
    あつみのほうはさえさんの大根と同じようなピンクに、青森のほうは赤に近い色に漬かりました。
    春までおいても大丈夫で、お料理の色どりにも重宝します。

    紫にしてみたい好奇心・・・・私もふつふつと・・・・どうしよう。

  2. さえ より:

    >hanamomoさん
    こんにちは~♩
    そうなんです。この大根美味しいですよね♡
    hanamomoさんは赤蕪を漬けたんですね。
    大根もそうですが、蕪も種類がいろいろあるんですね~
    春まで持つんですか!
    うちはあんまりいっぱい漬けないので、ひと月ほどでいつも食べきってしまいます。
    年内にもう少し漬けておくことにしようっと。
    うふふ。理科の実験、リトマス試験紙思い出しますよね~

  3. yasuko より:

    「紅しぐれ大根」なんて知らなかったです。こんなおしゃれな大根があるのですね?
    切り口のうす紫の模様?にまた見惚れてしまいました。大根は白いもの、とばかりでした。
     酢漬けにすると鮮やかなピンクになるのは・・・大根にもアントシアニンが含まれているのですね?
    「アントシアニン」なんとやさしい響きの言葉でしょう。秋の紅葉が葉などに含まれるアントシアニンの作用だと知ったときのあの、胸が高鳴るような感動を思い出しました。
    自然界の不思議を思います。
     「酢」というのも不思議な調味料だなんて思います。料理って理科の実験のようだと、又しても感心しています。

  4. さえ より:

    >yasukoさん
    最近は、野菜の種類も豊富になり、いろいろいただくんですよ。楽しいです♩
    紅しぐれ大根、漬けるまえの紫も、酢漬けにしたピンクもきれいでしょう。
    明野は白い浅尾大根も美味しいんですけれどね。
    「アントシアニン」紅葉にも含まれる成分なんですね。
    勉強になりました。
    酢は身体にもいいし、なによりお料理を美味しくする魔法の調味料ですね。
    理科の実験だと思うとまたキッチンに立つのも楽しくなります。

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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