いくつか仕上がった金継ぎの器のなかに、急須の蓋がある。
これには、初めて金を使った。ようやく金継ぎだ。
友人に誘われた築地の茶遊会で購入した急須で、とても気に入っている。
割れた後もアロンアルフアでくっつけて使っていたのだが、やはり壊れたものという悲しげな表情を持っているように感じられ、気に入っていただけに使うこちらの心も曇っていた。
それが、やわらかく光る金に継がれ、晴れやかに蘇った。
線の太さなど不器用さが見てとれる仕上がりだが、それもまた味わいとうれしくなって何度も見てしまう。
上手くいかないことも多く落ち込んだりもしたけれど、やってみてよかった。
韓国の大好きな諺を思い出した。
「始まりは半分」
「何かを始めた時点で、その半分は成し遂げられたようなものだ」という意味だ。
無論、半分などと言えないほど奥深い金継ぎだけれど、様々なことを知りいろいろな気持ちになり、始める前の自分にはないものを得られたように思う。
金は少し太くなってしまいましたが、仕上がりも気に入っています。
裏も金で継ぎました。
写真を撮る角度で、取っ手が大きく見えて不思議。
留守のあいだ、この洋風のポットで日本茶を淹れていました。
和風のお湯のみと並べると、ちょっとミスマッチですね。
こんにちわ
金継ぎ教室は、何度かあるわけですね。
いいですね。次々とおうちの器や焼き物が蘇るではないですか・・♪
急須の金継ぎっていいですね。手になじみ使い慣れた急須は、なかなか手離せないものですよね。
また、これで毎日、使うことができますね。
韓国のことわざ。「始まりは半分」
いい言葉ですね。
そう考えていいんですね。何と言うか、おおらかで、広がりを感じる、そう思っていいんだと思いました。
ちなみに私が体験した金継ぎ教室は一日限りでした。
一度、行ったらもう参加することができない市民一日限りの教室でした。
一人、二個の器持参で、その器は蘇り今も愛用しています。
こんにちは~。
金継ぎはいろんな仕上げ方があるんですね。
前回の色漆という言葉も知らなくて漆は黒と思っていました。
色が時間の経過によって変わっていくことにも驚きました。
今回の金も鮮やかで素敵です。
奈良に泊まった時、食事の際に金で金継ぎされた食器で
お料理を出されたことがあり驚きましたがとても美しく
料理人が器に対する愛着まで伝わってきたことを思い出しました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。