夫の会社が、ベトナム法人を立ち上げた。
その際の10日間のホーチミン出張に同行することになり、慌ただしく準備した。出張が決まったのが10日ほど前だったものだから、ガイドブックを買ったのも出発前日だった。
早朝、成田からの便だったので、東京駅近くに前泊した。
夫はすでに東京入りしていたので、10日間のふたり分の荷物を入れたいちばん大きなスーツケースをホテルまで運び、ホッとしてよくやくガイドブックを買った。それを持って遅めのランチを食べようと同じ建物内の地下に降り、ふらふら歩くとフォーの店がある。
「あ、フォー食べたい」
券売機で鶏肉のフォーのチケットを買い、椅子に座ってハッとした。
「これから本場のフォー、食べに行くところじゃん」
カレーの罠と同じだ、と思った。今日はカレーだよ、と言われていたのにもかかわらずなぜかカレーを食べたくなりランチに食べてしまうというあれである。
「今日はカレー」という記憶がインプットされ、潜在意識に埋め込まれる。そこから「今日は」が抜け落ち「カレー」だけが残る。そうなるともう「カレー食べたい」に変換されるのはわけもない。
「でもいいの。フォーは毎日でも飽きないほど好きだから」
10日間でも? という問いかけがどこからか聞こえるが、まあいい。夫のサポートをしながらのホーチミン。どんな旅になることやらだが、楽しもう。
出発前日、東京駅近くで食べた鶏肉のフォーです。
100円追加で、パクチーたっぷりトッピング。もやしは食べ放題でした。
到着翌朝、朝食バイキングで。豚肉のフォーでした。
こんにちわ。
ベトナムに滞在されているのですね。
フォーは優しい味で、馴染めますよね。
日本人にも合いますね。
朝からでも、いけますよね!
ホーチミンは、ばたばたとバスの中から街を眺めただけで、もう暑くて、街をのんびり歩くまではできなかった事が、心残りです。
旅、どうぞお気をつけて。
ぱすさん
2度目のホーチミン、暑いです。
仕事関係で新しく会う方も多く、気も張りますが、楽しんでいます
フォーは、ほっとする味ですね。
ひとりで歩くことも多いので、気をつけなくちゃと気持ちを引き締めています。
ありがとうございます
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。