生みたての卵をいただいた。
家庭菜園も幅広くされている方で、鶏も飼っている。以前にもいただいたことがある。その卵、いつものことだが割ったときに驚く。黄身の色が淡いのだ。
それは、いつも食べている卵に比べて、ということ。
卵の黄身の色は、雌鶏が食べるもので変わるらしい。
南瓜やパプリカ、人参などを食べると濃い色、オレンジに近い色になるし、逆に米を餌にし、「ホワイトたまご」として売り出しているところもあるのだとか。色の濃い薄いで栄養価が変わるわけではないようだ。
母親の食べたものがまっすぐに卵の色になるのかと思うと、子どもたちに母乳を与えていた頃を思い出した。
脂っこいものを食べると、母乳がまずくなる。バナナの防腐剤は母乳に出る。卵を食べ過ぎると子どもにアレルギーが出る。母乳の出をよくするには、お餅を食べるべき。お餅は食べないべき。
様々な情報に、振り回されたっけ。
それでもわたしは母乳の出がよく、3人とも10カ月まで母乳オンリーで育てられた。幸せなことだ。
「こうするべき」という情報は、2人目のときにはすでに忘れ、栄養のあるものを美味しく食べればそれでいいと思っていた。
そして今となっては、母乳だろうとミルクだろうと、子どもたちの成長に変わりはなかっただろうと思える。
なんて些細なことにくよくよ悩んでいたのだろう、とも思うが、些細なことに悩まない母親なんて、たぶんいないのだ。
いただいた卵の目玉焼きです。黄身が淡い黄色。
こちらはいつも購入している卵の目玉焼き。
買っているのは、『清里たまご』です。
焼き上がりは、白身に隠れて。
どちらも同じようです。
消費期限がわかるように、こうしています。来年の日づけですね。
昔、うすい黄色を「たまご色」っていいましたね。
ちえこさん
コメントありがとうございます♩
ほんと、「たまご色」って言っていましたね。
すっかり忘れていました。
やわらかで優しいイメージの言葉ですよね。
教えてくださって、ありがとうございました♡
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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