年末、マヨルカ島を旅した。
マヨルカ島の「マヨルカMallorca」は”大きい方”という意味(”小さな方”メノルカMenorca島がある)だが、中心街のパルマ・デ・マヨルカは、街歩きにはちょうどよくこじんまりとまとまっている。
その海に面した場所に、「マヨルカ大聖堂」はある。
マヨルカ島をイスラム教徒から奪還し、カトリックの大聖堂建設を始めたのは1230年。370年もの年月を費やし、ようやく完成したのは1601年。
この地にはイスラム時代のモスクがあったため、エルサレムではなくメッカの方を向いているという。
その後、19世紀に起こった地震でファサードが大きく破損し、ガウディが修復に関わったそうだ。
そんな前情報をいくつものサイトで読むには読んだが、どの部分がガウディによるものなのか、よくわからなかった。
しかし、大聖堂のなかに入った途端、そんなことは忘れてしまった。
ただただ、光に魅了された。
数え切れないほどの数のステンドグラスから降り注ぐ、光。光。光。
まばたきするあいだも眼裏に揺れる、色。色。色。
何も思わず、考えず、身体じゅうでその色とりどりの光を受けとめた。
宗教は持たないわたしだけれど、身体のなかから祈りのようなものがあふれてくる感覚を味わったのだった。

マヨルカ大聖堂、身廊。ずっと、上を向いていました。

そこに身を置いているだけで、光に包まれているような、静かなパワーのようなものを感じました。

クリスマス飾りが、さらにきらめきを増しているよう。

ステンドグラスも、個性豊かです。

身廊に飾られた、等身大の「ベレン」。スペインでは、クリスマス、教会や家などにキリスト生誕シーンのジオラマを飾る習慣があり、それを「ベレン」と呼ぶそうです。

身廊、左の礼拝堂。

誰が描いたのかわからなかった宗教画の数々。

数年前に作られた、現代アートのような礼拝堂もありました。歴史的遺産でもある大聖堂のなかに、新しいものを作るのって、珍しいんじゃないかな。

海辺のマル公園から観たアルムデナ宮殿(四角い方)とマヨルカ大聖堂。
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随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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