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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

解き放たれていく、水仙

庭の水仙が、そろそろ咲き終わる。

玄関側に植えた八重の水仙は、まだ半分蕾だけれど。

 

毎年花が終わる頃に思うのだが、黄色の色も濃く咲き始める水仙が、次第に色を落としていく。その姿にいつも心魅かれる。

「色褪せていく」でもなく、「くすんでいく」でもない。

濃い黄色を少しずつ少しずつ、やわらかな黄色に変えていく。それがまるで、いらないものを脱ぎ捨てて、何ものかから解き放たれていくように見えるのだ。

そしてある日、すっと枯れていく。

そのやわらかなときの過ごし方に魅かれるのは、やはり歳を重ねた今だからなのだろう。

 

自分に必要のないものを自然と落として、その分だけ解き放たれていく。

水仙のようにありたいものだ。

CIMG86273月18日に撮った水仙の花です。真ん中のフリルは濃い黄色。

CIMG9153こちらは、4月3日に撮ったものです。白に近いクリーム色になっていました。

CIMG9156八重の水仙も可愛いです。真ん中に黄色を集めて。

CIMG9475まだ蕾もいくつかあります。もうしばらく楽しめます♩

 

☆『地球の歩き方』特派員ブログ、更新しました。

【日本三大桜のひとつ『山高神代桜』&桜のトンネルを歩こう!『眞原の桜並木』】

 

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PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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