庭の水仙が、そろそろ咲き終わる。
玄関側に植えた八重の水仙は、まだ半分蕾だけれど。
毎年花が終わる頃に思うのだが、黄色の色も濃く咲き始める水仙が、次第に色を落としていく。その姿にいつも心魅かれる。
「色褪せていく」でもなく、「くすんでいく」でもない。
濃い黄色を少しずつ少しずつ、やわらかな黄色に変えていく。それがまるで、いらないものを脱ぎ捨てて、何ものかから解き放たれていくように見えるのだ。
そしてある日、すっと枯れていく。
そのやわらかなときの過ごし方に魅かれるのは、やはり歳を重ねた今だからなのだろう。
自分に必要のないものを自然と落として、その分だけ解き放たれていく。
水仙のようにありたいものだ。
3月18日に撮った水仙の花です。真ん中のフリルは濃い黄色。
こちらは、4月3日に撮ったものです。白に近いクリーム色になっていました。
八重の水仙も可愛いです。真ん中に黄色を集めて。
まだ蕾もいくつかあります。もうしばらく楽しめます♩
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【日本三大桜のひとつ『山高神代桜』&桜のトンネルを歩こう!『眞原の桜並木』】
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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