悲しいことがあった。
このところ毎日のように見かけるカナヘビくんのしっぽが切れていた。
庭の水道の辺りを住まいにしているらしく、水やりをするたびにカサコソと出てきて、可愛い姿を見せてくれていたのだが、わたしに驚いてのことだろうか。
カメラを構えたり、「おはよう」と話しかけたりしたからだろうか。
だとしたら、本当に悲しい。
野鳥や小動物、蛇や大きな蜘蛛なども外敵だそうだ。ほかの誰かに襲われた可能性もあるが、しっぽを切るのは、小さな身体に大きなダメージを与えることになるという。
「元気で、長生きしてね」
もう話しかけたりせずに、片思いは胸のなかにしまい、そっと祈ろう。
庭にはけろじも顔を出し、蝶が遊びに来たり、蜂が偵察に来たりしてにぎやかだ。
カナヘビくんも、傷をいやして強く生きていってほしい。
以前撮ったカナヘビくんです。驚かせちゃったのかな。
芝に撒いた水を飲みに来たオナガアゲハ。
この春、初めてアマガエルのけろじを見たのは、4月30日。
翌日見かけた子は、きれいなグリーン。
3日目にいた子は、石の上に3年(笑)ずっとここにいました。
庭では、スズランが咲き始めました。5月1日「スズランの日」の写真。
葉っぱに抱かれていた蕾は、やがて葉を離れて白く色づきます。
こぼれ落ちるかのように咲いて。5月2日。
可愛い♡
5月5日。だいぶ咲き揃ってきました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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