一輪挿しに、庭のニラの花を飾った。
水は変えたが、テーブルの上に1週間そのままにしていた。
すると、花がしおれるというよりは、花から実へと移行を始めた。一輪挿しのなかで、少しの水を吸いながらである。
そのあふれんばかりの生命力に、脱帽した。
近所の若い友人に子どもが植えたというニラをもらったが、畑に植えているわけでもなく収穫しても硬くて食べられなかった。それから毎年この時期に花を咲かせるが、食用ではなく観賞用となっている。
ニラの花は、癖のある味わいからは想像もつかない白く清楚な花だ。6枚の花びらがすっと尖って開く姿は星のようにも見える。花言葉は「星への願い」だそうだ。ほかには、星がいくつも集まって咲くことから「多幸」。レバニラ炒めからは、遠く離れた場所にいる感じだ。
効能が数多くあることは食べればわかる。強いパワーを持つ植物なのだ。
そんなニラの実を見ていたくて、一輪挿しをしばらくそのままにしている。
1週間前に飾ったニラの花。葉っぱはミントです。
きのうには、実がついていました。
庭で咲いているニラは、すべて実に移行している最中です。
ニラの実、ピーマンにも似ていますね。
ハナミズキの実は、赤く色づきました。
今年初めて咲いたコブシの実。ひとつの花にこんなにたくさん大きな実を生らせるんですね。
栗もしっかり実っています。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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