夕刻、夫とふたり堰沿いの道を散歩した。
桜の大木が、満開で見頃を迎えている。そこを歩こうというわけだ。
我が家の土地は、北側が堰に面している。そこは急な傾斜になっていて出入口はないが、わたしたちはその堰沿いの小道を、親しみを込めて「堰道(せぎみち)」と呼んでいる。
散歩のことをかこうとして「堰道」じゃ通じないと、はたと気づいた。
家族のなかだけで通じる略語や通称というものは、きっとその家庭家庭にあるのだろう。
そんな通称「堰道」では、蕗の薹が花を咲かせ、タンポポが花盛り。ホトケノザやヒメオドリコソウもパレードしているし、ハナダイコンの紫も目を惹く。
そして、桜の大木は見事だった。
この堰があるのも、江戸時代の初め、田んぼを作るために水を引いた人たちがいたから。
田んぼが広がっているのも、毎日、明野のお米が食べられるのも、遠い昔の人々の苦労によるものだと考えると、見える風景もまた味わい深いものになる。
その時代時代に、家族で、この道に違うニックネームをつけていたかも知れないと考えてみると、さらにおもしろい。
「浅尾堰」「穂坂堰」を合わせて40㎞もの長さを誇る用水路となり、明治時代には「朝穂堰(あさほせぎ)」と名づけられたわけだが。
水の音はいい。命の源のようなものを感じる。
気持ちのいい、春のウォーキングになった。

我が家の北側の堰沿いを十分ほど歩くと、桜の大木の脇に出ます。

見事でした。

そこから、大福寺まではすぐ。

人知れぬ桜スポットです。

可愛い~♩

八ヶ岳も、見えます。

朝穂堰を、家のほうに辿るように歩きました。

枝垂れ桜も、見事。桜吹雪は写りませんでしたが、まさに飛花落花でした。

なんか、獣道になってる。

最近整備された場所へと出ました。こうして日々、整備してくれている人がいて、田んぼに稲が実るのですよね。
ご夫婦でお散歩いいですね。
わが家の近くには篠ケ瀬川の桜並木がありますが
今年は全く見ないまま散ってしまいました。
咲き始めたと思ったら
数日、風雨にさらされ
葉桜にもならず散ってしまいました。( ノД`)シクシク…
家族のなかだけで通じる略語や通称ってありますね。
わが家にもいくつかあり
その一つが「うちの冷蔵庫」です。
足繁く通うわが家から一番近いスーパーのことです。
冷蔵庫の中に買い置きをしなくても
欲しい時に直ぐに買ってこられることから
なんとなく使い始めたと記憶しています。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。