富士山が”ユネスコ世界遺産”に登録されて、今月22日に10周年を迎えた。
『地球の歩き方』で、これまで撮りためた写真を公開したが、ここでは記念に、先人の名句から春夏秋冬の句を選んでみたい。
春。
二歩ふめば二歩近づきぬ春の富士 富安風生
夏。
秋ちかくいつしか富士へ入る日かな 原石鼎
秋。
秋耕や富士をさへぎる山もなく 水原秋桜子
冬。
積みあまる富士の雪降る都かな 正岡子規
富士山は、数え切れないほど俳句に詠まれている。
さて。日本で世界遺産に登録されているスポットは、25ヶ所だそうだ。
1993年に、日本初で登録されたのは、奈良の法隆寺地域の仏教建造物だそうだ。同じ年に、姫路城(兵庫県)、屋久島(鹿児島県)、白神山地(青森県、秋田県)が登録された。
富士山は、日本のなかでも17番目に登録された世界遺産だが、日本一という言葉がもっとも似合う存在であることは、誰にも否定できないだろう。
その富士山を、日常のなかで目にすることができる山梨での暮らしは非日常とも言えるものなのかもしれない。
ハナミズキと富士山。南アルプス市。
富士川町で。photo by YasuoMaeda
明野の農道から望む富士山。
同じ場所からの初日の出。
同じく明野の三村橋から。
富士吉田から見た富士は、形が少し違う。
夜明け。韮崎の農道で。photo by YasuoMaeda
☆『地球の歩き方』山梨特派員ブログ、更新しました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。