先日、散歩道で見つけた花の名が、なかなかわからない。
小指の爪ほど小さな黄色い花だ。
Facebookの「山野草・雑木・雑談を楽しむコミ」というグループに入っていて、調べてもわからないときには、そこで訊いてみることにしている。
「ミツバツチグリ」「ヘビイチゴ」「キジムシロ」「コキンバイ」などの名が出てきたが、まだ蕾が多く開いた状態の花もなく、その写真だけでは情報不足でわからないままになってしまった。
なので、きのうふたたびそこを歩き、何枚か写真を撮ってきてふたたび質問してみた。
すると、やはり「ミツバツチグリ」か「キジムシロ」っぽいが、「キジムシロ」にも「エチゴキジムシロ」や「ツルキジムシロ」などがあり、さらに写真のすべてが同じ花ではないかも知れない、こっちは「ミツバツチグリ」でこっちは「キジムシロ」ではないかとの見解も出てきた。亜高山に咲く「ツルキジムシロ」かも知れないが、ここ標高600mの場所に群生するだろうかと考えてくださる方もいた。
降参した。
植物の世界は、深い。そんなに簡単に見分けられるものではないということがよくわかった。
しかし写真を撮りに行ったその場所で、別の珍しい花を見つけた。
訊けば「フデリンドウ」だという。
簡単にはわからない世界だとわかったが、その探究心がやわらかに伸び「フデリンドウ」まで導いてくれたのだ。
これからも野に咲く花の名を、少しずつ覚えていこう。
こんな感じの堰沿いの道です。ふきのとうスポットでもあるんです。
この花です。「ミツバツチグリ」かな?
最初にアップした写真はこれだから、わからなくて当然でした。
遠景で撮ってみたり。
葉っぱもいっぱい入れてみたり。
いろいろ撮ってみました。これだけ葉の伸び方が違うので「キジムシロ」の可能性が高いみたいです。
すぐ近くに見つけて、また訊いてみました。
これはきっぱり、「フデリンドウ」だそうです。地面からにょきっと咲いています。可愛い。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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