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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

真逆の言葉が降ってくるとき

似ているようで、じつは真逆だ、と驚いた。

 

『こころのヨーガ』で、

回避できるのは未来の苦しみです

という言葉が胸に落ちたばかりだった。

過去の苦しみ、過去を原因とした結果としての今日の苦しみは回避できないけれど、今日(今現在)からの行為の結果として起きる明日の苦しみは、今日の生き方で回避できるのです。

著者は、だから今を大切にしよう、と言っている。

 

ところが、そのあとすぐに読んだ宮部みゆきのミステリーで、大好きな杉村三郎シリーズの最新刊『昨日がなければ明日もない』には、こうあった。

――どれほど辛い過去だろうと、それはあなたの歴史です。昨日のあなたがあってこそ今のあなたがあり、あなたの明日があるのです。受け入れて前向きに進まなければ、幸福な未来の道は開けません。

タイトルにもなっているテーマだが、占い師が登場人物に伝えた言葉である。

こちらも今を大切に、前向きに、と言っている点では似ている。だが、人間は過去に縛られている。それを受け入れなければならないのだ、と強く言っている。

実際にはその通りかも知れない。

今立っている場所をそう簡単に変えることはできないと、自分自身や家族に置き換えてもよくわかる。

登場人物も、占い師の言葉を受け入れられず、過去に押しつぶされ、自ら未来を壊してしまった。

 

この似ているようで違う2つの言葉がほぼ同時に降ってきたことによって、より際立ったのは、「とりあえず過去のことは切り離して考える」という『こころのヨーガ』の発想の転換だ。

逆に『昨日がなければ明日もない』の「昨日が、過去が今の自分を作っている」というのは、誰しもにそれだけ重くのしかかる大前提であり、受け入れ難いことでもあるのだろう。

 

『こころのヨーガ』には、

導きのサインに気づく

という章がある。

それには純粋でいることです。本当に自分が生きたい人生をきちんと思い描けること。そうすれば、その方向に従って、偶然の一致やサポートがおこってきます。そのサインを見逃さずきちんと受け取り、実行すること。実行できる力をつけておくことです。

違う視点から見た2つの言葉は、たぶんどちらも必要だったのだろう。

幸せに生きるための84の鍵『こころのヨーガ』です。

ミステリー『昨日がなければ明日もない』です。

 

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PROFILE

プロフィール
水月 さえ

随筆屋。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

夫が営む広告会社で経理を担当。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。

『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

随筆かきます。

 

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I answer only Japanese.

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