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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

陸の孤島、雄冬へ

病院通いが続いた夏に終止符を打とうと、夫婦ふたり北海道へ出かけた。

夫が高校生の頃、ひとり旅したという「陸の孤島」といわれた雄冬(おふゆ)は、今は車ですいすい行ける場所だが、以前は陸つながりであるにもかかわらず船でしか行けなかった。

 

インターネットもない時代、神戸に住む高校生が、なぜ「雄冬」へ?

彼のなかでもすでに謎と化したことを究明すべく。

なーんて大袈裟なことではないけれど、子どもたちと家族5人で旅した小樽を拠点に、北海道を楽しもうと出かけたのだ。

 

小樽からレンタカーで、海沿いのオロロンラインを走る。

何度も長いトンネルを抜け、道をつなげるまでの長い歴史を見ているような気持ちになりながら、それでもすいすいと車を走らせた。

 

雄冬は、増毛(ましけ)という町にあり、増毛町の中心部から船が出ていて、その船でしか行けなかったそうだ。彼は北海道に渡るまで存在すら知らなかったという。

 

雄冬への道がトンネルにより開通したところには、「白銀の滝」が緑のなか雄々しく白く水しぶきをあげていた。

雄冬の船着き場は、改装されてはいたものの当時の場所にあったようだ。

高校生だった彼が降りたった増毛駅は廃線になっていたが、駅はリニューアルされ観光用に残されていた。

 

そうして順々に回っていったのだが、なぜ雄冬に行こうと思ったのかという謎には届かない。

 

それが増毛の北、留萌(るもい)の温泉宿に到着しほどなくして、夫の記憶がほどけていった。宿の部屋に置いてあったパンフレット「西蝦夷ここ路旅」を見て思い出したらしい。

「利尻と礼文に行きたかったんだ」

その道のりの途中、増毛のユースホステルに泊まり、陸の孤島雄冬のことを知り、不意に行きたくなったのだという。

 

彼は今でも寄り道が好きだ。興味を持つと、予定を変えても立ち寄ってみる。

そんな感じで今回もあまり予定も立てず、北海道の旅が始まった。

こんな風景が続くオロロンラインを交替で運転しました。

左手に四角く突き出して見えるのが雄冬岬です。

見えた!「白銀の滝」です。

ここまでトンネルが開通して、ようやく車で行き来できるようになったそうです。

オロロンライン沿いの食堂で、ランチしました。

どーんとウニ丼。でも、お昼食べるとこないかも、とコンビニおむすび1個ずつ買っちゃっていたので、半分こしました。

バフンウニ。美味しかった!

雄冬にある港。向こう側に見えるのが船着き場のようです。今はもう使われてないのかな? わかりません。

途中、「國稀(くにまれ)酒造」に寄りました。

お洒落なギャラリーになっていて、展示の部屋もいくつかありました。増毛は、高倉健の映画『駅station』のロケ地でもあったので、写真を何枚も展示してある部屋も。いしだあゆみが敬礼して駅のホームで健さんを見送るシーン、印象的でしたよね。

古い秤や桶、酒作りに使われたものがあります。

増毛駅のホームです。建物のなかはお土産屋さんになっていました。

COMMENT

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  1. hanamomo より:

    こんばんは。
    『増毛』・・・・私の花の師のお母様が増毛からでた方だそうで、懐かしく思いました。
    先生が若い頃は親戚からいろんな美味しい海の幸が届いたそうです。

    ばふんうにの美味しそうな事!
    これで一人分ですか?
    半分でも随分食べ応えありそうですね。

    • さえ より:

      hanamomoさん
      おはようございます♩
      そうですか~お花の先生のお母さまの故郷なんですねえ。
      深い海の色が美しい町でした。
      海の幸、堪能してきました♩
      バフンウニ丼、1人前です。半分でも、ほんと食べ応えありました!

PROFILE

プロフィール
水月 さえ

随筆屋。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

夫が営む広告会社で経理を担当。

2012年から随筆をかき始める。

 

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。

 

『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

随筆かきます。

 

依頼はメールフォームからお願いします。

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