たまには違うドレッシングをと思い立ち、スーパーの売り場でチョレギドレッシングに目を留めた。
「チョレギ」の意味は知らない。
なんとなく韓国風? と頭に浮かぶのみである。
焼肉とかに合いそうなさっぱり系か、少し辛いのか。見ると、胡麻油とにんにくとコチュジャンが入っている。挑戦してみることにした。
調べれば「チョレギ」という韓国語はないそうだ。
「チェレギ」という一番似た言葉は「コッチョリ」の方言で、「浅漬けキムチ」のことらしい。漬けてすぐに食べるのが特徴で、野菜に味つけして和えるだけなので、サラダと言えないこともない。
日本でこの言葉が広がったのは、エバラがドレッシングにつけた名前「チョレギサラダ」から。「ちぎった生野菜のサラダ=チョレギ(韓国語)」という意味で用いた名がそもそも違っていたことで、日本だけで使われる韓国風サラダを示す言葉が生まれたという。
これがさっぱりしていてちょっとだけ辛く美味しい。
野菜をたくさん食べられる。言葉は間違えから生まれたかも知れないが、美味しいことはいいことだ。
ルッコラと新玉葱、かいわれとアイコのサラダに。
パンの朝ご飯にも活躍中です。
まえに買ったイタリアンも同じシリーズでした。スパイス「薫る」とごま油「香る」の漢字が違っているところに工夫を感じますね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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