庭にいくつかある紫陽花のなかでもひと足早く山紫陽花が咲いた。
普通の紫陽花の半分ほどの大きさの花で、濃い紫がかった青が目にまぶしい。
植えてから4年ほどになるが、こんなに咲いたのは今年が初めてだ。
そんなとき、エッセイサークルの友人からこんな話を聞いた。
「6月26日にトイレに紫陽花を飾ると、下のお世話にならなくて済むっていうおまじない、知ってる?」
知らなかった。
調べてみると、26日という説もあるが、多くは「6月の6がつく日」に紫陽花を「逆さにつるす」と、厄除になるとある。
6がつく日の朝摘んだ紫陽花を半紙にくるみ、水引きを結びトイレに逆さにつるす
というのがもっとも多くかかれていた「紫陽花のおまじない」だ。1年間ドライフラワー化した紫陽花をつるしておき、毎年替えるという人もけっこういた。
おまじないの効果は、友人の言う通り、婦人病や下の世話にならないという。
ほかにも、水引きを金色にすれば金運アップになるという説もある。
今年の6がつく日は、残すところあと26日だけになった。
せっかく教えていただいたので、やってみようと思う。
玄関脇の石垣の根もとに植えた山紫陽花。いっぱい咲いてうれしい。
山紫陽花は、普通の紫陽花よりずいぶん小さな花を咲かせるんですね。
朝陽を浴びて、気持ちよさそう。
たくさん咲いたので、1輪だけトイレに飾りました。
2年前にいただいた白い紫陽花も、今年はいっぱい蕾をつけています。
10年以上前に植えた紫陽花も、ようやく色づいてきました。
同時にホタルブクロも、咲き始めました。今年一番に咲いたホタルブクロ。
朝小さな蕾でも、陽の光に当たると風船のように膨らんで。
花を咲かせます。
シモツケのまえで勝手に咲いていたハタザオキキョウ。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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