今年も「Resonance~山梨のアーティストたち」が開催されている。
夫である写真家YasuoMaedaが、絵画作家、鉄と陶芸作家、ビーズ・アーティストとコラボレーションした山梨のアーティスト4人展も、4回目を数えた。
これまですべてヨーロッパの写真だったのを、一転。
山梨の道端に佇む”石仏”をポートレイトにしている。
夫婦共々宗教は持たないので、そういった意味合いはない。
移りゆく季節のなか、気が遠くなるほどに長い時を過ごし、人々を見守ってきた石の像をモデルにし、切り取った風景を額に収めてある。
見ていて驚くのは、一体一体の石仏の表情の豊かさだ。
特にわたしは、いくつも実物を見ているので、実物を見て表情豊かなどとは感じたことはなかった。
「じっくり時間をかけて撮っていると、笑ってくれるんですよ」
ギャラリーを訪れた方にそう話しているのを横で聞きながら、思っていた。
(石仏に限らず、風景というもののなかには、じっと見ていると見えてくるものがあるのかもしれない)
緊急事態ではなくなった東京で、久しぶりの友人達とランチしておしゃべりした。
今年の表参道の「山梨のアーティスト展」には、そんな時間もたっぷりともらっている。
穏やかな笑みをたたえた石仏ポートレイトと一緒に、東京の風景や食事やおしゃべりもじっくり味わうつもりだ。
田原恵美(絵画作家)~田園暮らしの情景をきりとり彩る絵画
三井亮(鉄刻屋)~異なる土と鉄、二つの素材から生まれいずるかたち
標気ルミ(ビーズ・アーティスト)~彩なすビーズの個性を活かしたオリジナルアクセサリー
YasuoMaeda(写真家)~路傍に佇む石仏のポートレイト
〒107-0062 東京都港区南青山6-2-10 TIビル4F
03(3797)0856
2022年6月15日(水)~26日(日)
12:00-19:00 最終日16:00 まで 休廊日11日(火)
入場無料
ご主人の4人展、開催されてるんですね。
今年で4年目ですか~?
おめでとうございます。
今はなかなか行けない海外の写真もいいけれど、
身近な地元の石仏に目を向けるのもいいですね~
ほっと出来る景色ですよね。
私もご近所散歩で、最近お地蔵さまとか気になっています。
三井亮さんの(鉄刻屋)っていうのも、実際に見てみたいです。
特に鉄の方に興味ありです。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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