旅もついに終盤、南へ移動した。
アンダルシア州の州都セビージャは、スペインのフライパンと言われるほど、暑さの厳しい土地だ。
最初は、ひと月かけてアンダルシアを回ろうと計画していた。しかし、暑さ情報に予定を変更して9月はマドリッドより北へ、10月に入ってからアンダルシアへ行こうと決めた。
そのセビージャには、「世界一美しい広場」と謳われる「スペイン広場」がある。
ここでお気づきの方もいらっしゃると思うが、スペイン人は、好きなのである。
「世界一」「スペイン一」と名をつけ、特別感マシマシにすることが。
そして、鷹揚でもある。
「世界一」「スペイン一」が、いくつあってもいいじゃないか、と。
灼熱のアンダルシア。セビージャの人々は、マドリッドの人々とは違った、さらに鷹揚な、おおらかで明るい雰囲気を持つ。
東京と大阪の違いと、似ているかもしれない。
「スペイン広場」には、そんなあっけらかんとした豪快さが漂っていた。
お~広~い! というのが最初の感想。
半円形を囲むようにして、建物が建っています。フラメンコのパフォーマンスもやっていました。
真ん中に噴水があって。
建物の前には、運河が流れていて涼し気です。
2階に上って見下ろすと、こんな感じ。
スペインの58県のその特徴を描いたベンチがあります。サラマンカのベンチ。なつかしい。
地図や県の紋章(?)などが描かれていて、けっこうおもしろい。
風邪をひいて行けなかった、クエンカもセゴビアもありました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。