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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

空を見上げて

「飛行機、観たことないでしょう?」

「ありますよ、飛行機ぐらい」

「空を飛んでる奴だよ?」

「ああ、こうなってからはないですね」

こんな会話が交わされたという。

 

首が動かなくて上を向けなくなった男性がいて、そのときの治療の話を、気功整体を受けながら聞いていた。

「それじゃあ、上を向いて歩けないですね。涙、こぼれちゃうなあ」

むかしの歌を引用しつつギャグを飛ばすが、実際、車の運転などたいへんなのだろうと気の毒にもなる。少しずつ回復に向かっているらしく、特別深刻というわけではなさそうだが。

 

花曇りが続き、きのうは久しぶりに青く晴れた空を見上げた。

会ったこともない彼は、まだ空を見上げることができないのかなあと考える。そして首を動かさず、目玉だけぎょろりと動かし空を見上げてみた。

すると、まったく違っていて驚いた。首を上に向けて空を見上げたときの晴れ晴れとした気持ちには、到底なれなかった。

首をぐるぐると回し、もう一度思いっきり首を上に向けて空を見上げた。これまで気づかずにいた空を見上げられることの幸せを思った。

CIMG9479きのうの空。飛行船みたいな雲が、浮かんでいました。

CIMG9476うろこ雲ともちょっと違う、波模様のような雲も広がって。

CIMG9478どんどん広がって、次第に薄まっていきました。

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PROFILE

プロフィール
水月 さえ

随筆屋。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

夫が営む広告会社で経理を担当。

2012年から随筆をかき始める。

 

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。

 

『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

随筆かきます。

 

依頼はメールフォームからお願いします。

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