就活、婚活、朝活、転活、妊活、保活、ソー活、離活、終活、美活、寝活。
カツカツ言ってて、もう何が何だかわからない。
「ソー活って、ソースカツ丼?」
なんて言いたくなるような言葉もあるけれど(ソーシャルメディア、SNSとかで活動することみたい)そうは言っても、便利に使っちゃうのが流行語。「就職活動」から始まった「○○活」は、何かの目的で活動すれば、それすなわち「○○活」って括りで広がっていき、短縮言葉の便利さと語呂の良さで定着し、使われ続けているらしい。
で、整体の待合で手にとった雑誌に載っていたのが「今すぐ始められるお金のかからない温活」だった。
「温活」簡単に言うと、身体を温めて健康になろうってことかな。
「あ、これやってる。これはできてないな」
ふむふむと読んでいく。基本寒がりなので、重ね着して暖かくしているし、ホッカイロも貼っている。生姜は大好きだからけっこういろいろなものに入れてるし、お風呂も湯舟にゆったり浸かるようにしている。朝いちばんに白湯も飲んでる。でも毎晩ビール飲んじゃうしなあ。などなど。
けど、そのいろいろのなかに「ストレスを溜めないことで体温が上がる」とあった。なーんだ、と思う。カツカツ言わなくても、気持ちよく生きていれば、体温だって上がるのだ。
末娘が中学のときの保健のテストを思い出した。
「朝食を食べて登校すると、上がるものは何でしょう?」
答は「体温」なのだが、娘は友だちが「テンション」とかいたと笑いながら話した。そして、先生はその答に○をつけたのだと。
「テンション上がれば、体温も上がるんだよ」
まあテキトーに、温活しよっと。わたし的には○をつけた先生に○をあげたい。
外出したときに食べたジンジャー酸辣湯麺です。これは温まった!
パンツだけじゃなく、赤っぽいセーターにも身体を温めてもらってます。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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