土曜日、久しぶりにたこ焼き器を出して、明石焼きを焼いた。

明石焼きは、言わずと知れた明石地方のたこ焼きだ。関東や大阪のたこ焼きとはまったくの別モノで、ソースも青海苔も、ましてやマヨネーズもかけない。濃い目のお吸い物の出汁に葱や三つ葉をちらし、そこに浸していただく。まるいたこ焼き部分も卵のパーセンテージが高く、卵焼きとの別称もある。

「たこ焼き器、あったっけ？」

というレベルでの久々さ。キッチンの棚を探すと、娘がタコパ（たこ焼きパーティ）用に使っていたらしいたこ焼き器が見つかり、ネットレシピを検索して、ビールを空けながら、のんびりと焼いた。これが美味かった。神戸生まれ神戸育ちの夫が、ホンモノの明石焼きであるとうなずくほどだった。

その明石焼きをたらふく食べた翌朝のこと。

ふたりで、目を丸くした。

おもしろ日めくりカレンダーをめくると、こうかかれていた。

このタコヤキおいしいなぁ～

「ほっぺたが落ちちゃう日」には、たこ焼きを食べてほっぺたを地面に着くかというほどに落とした姿が描かれていたのだ。

「よ、予言？」

「偶然にしては……」

「たまに、予言になってたりするって言ってたよね？」

ふたり、おもしろ日めくりカレンダーを、しばし見つめた。

とろとろな緩いタイプの生地に蛸を入れて、ゆっくり焼きました。

神戸出身の夫は、明石焼きを焼くのも手慣れたもの。きれい！

卵焼きとも言われる出汁に浸していただく明石焼き。美味しかった～♩

最近おもしろかった日（笑）

ギロッポンってなによ～