愛用していたプラスチック製の大さじ小さじが劣化して、首の部分が折れてしまった。
今度は、シンプルで長く使えるものをと、ステンレス製のものと陶器のものを2つずつ購入した。
陶器のものは、大さじ小さじが一体化しているので、両方に使える。これで大さじ小さじ、それぞれ4つずつキッチンの引き出しに収めることができた。
そんなに必要ないだろう、と思われるかもしれない。
けれどこれが、必要なのだ。
まず朝起き抜けに湯を沸かし、熱いレモン白湯を飲む。そのとき、ポッカレモンを大さじ1量りコップに入れて、湯を注ぐ。
朝食の味噌汁も、味噌は大さじ1量り、溶く。
これですでに、2つ使っている。
夕食の準備となると、もっと煩雑だ。
百回以上は作っているであろう肉じゃがの調味料も、わたしは量る。砂糖大さじ2、みりん大さじ2、醤油大さじ4だ。
これがまた、うっかりみりんから量ってしまうと匙が濡れ、砂糖には使えなくなる。そんなときには、大さじを2つ使えばいい。
小さじは、たいてい塩を量るときに使う。
それなら、そんなに要らないだろうとも思うが、最近ハマっているリュウジのレシピには、小さじが駆使されている。だからとても重宝している。
主婦歴も35年を数えるが、たぶん何年経とうが大さじ小さじ頼りのへなちょこ主婦道まっしぐらである。
今ある、大さじ小さじたちです。
最近買ってアタリだったのは、無印良品のシリコンスプーンの大きいの。炒め物に、煮物をよそうときに、ギョーザの具を混ぜたり、納豆オムレツを焼くときにも使います。
栗原はるみのレンジで茹で豚も、酒大さじ1に使いました。
きのうの夕食。野菜もいっぱいです。
茹で豚は、お酢が効いた葱ダレがまた、美味しいんです。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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