「小指の爪、ぼくの方が小さいって知らなかった」と、左手くん。
「ほんと。比べてみたことなかったもんねえ」と、右手くん。
ネイルを更新した際、始めて行ったネイルサロンで言われたのだ。
「左の方が小さい方、けっこういらっしゃるんですよ」と。
「だいたい、ぼくらの小指たち、特別短いんだよね」
「手袋すると小指だけ余っちゃうもんね。そして、爪も小さい」と、右手くん。
「ぼくは、きみよりもさらに小さい」と、左手くん。
「でもさ、違ってて当たり前って気もするよね」
「そうそう。人間って左右対称じゃないんだよね。心臓一つしかないし」
「ところで、爪の大きさとか形とかで、性格診断できるとか言うじゃない?」
「うん。確か、爪が小さい人は、目立たず静かに過ごしたい。でも集中力抜群な面もあって、最後までしっかりやり抜くタイプかな」
「きみはじゃあ、ぼくより控えめで静かで集中力があるってこと?」
「まあ、そういうことかもね。でも爪が大きい人は、大胆なことができる胆が据わった人で、面倒見がいい。それだけに自己主張が強いらしいよ」
「じゃあぼくは、きみより大胆で肝っ玉が据わってて面倒見がいいわけだ」
「まあ、そういうことになるかな。でもさ、それほど大きさ変わらないよね」
「確かに。きみの小指ちゃん以外は、ごく普通の平凡な大きさだね」
「で、形なんだけど、ぼくらの爪は縦長タイプだと思うんだ。温和なロマンチストだけど、場の雰囲気に流されやすい優柔不断なところがあるみたい」
「なんか、当たってる気がするなあ。で、横長だと?」
「横長は、短気な理論派。丸型は、のんびりとした楽天家。四角は、真面目で頑固。三角は、デリケートな天才肌って言われてるらしいけど、ねえ」
「まあ、当たるも八卦だよね」
ふむふむ。右手くんと左手くんのレクチャーのおかげで、爪による性格診断、ちょっとはわかったかも。でもいちばんわかったのは、両手の爪の大きさが違うように、性格にも行動にも小さな凹凸が、たぶんあちらこちらにあるってこと。
優柔不断で温和なロマンチストが、ちらりと短気な理論派の一面をのぞかせることだって、きっとあるんだろうな。それってもしかしたら、心の形のでこぼこにハマったときなのかな、とか。
ネイル更新しました。ふたたび、赤に挑戦。これから迎える春らしく明るい感じにしました。こうして見ると、確かに左手の小指の方が、爪、小さいです。
ハンドクリームはあれこれ使ってみたけど、アヴェンヌがいちばん合うみたい。香りが恋しくてロクシタンもたまに使います。ファンケルの美容液もたまーに。
春らしくて可愛い色のネイルですね~
線描きされたお花がまたさらに可愛いです。
なるほど、さえさんは小指の大きさの違い、よくわかりますね。
私も今見て見ると、若干左の方が小さいです。
爪で性格診断ってあるんですね。
私は小さい小さい爪なんです。
指もへバーデン結節でぶちゃいくだから、せめて見栄えがましなように、少し爪も伸ばしています。
さえさんの手が綺麗なので、いつも羨ましいです。
爪が小さい人は、目立たず静かに過ごしたい。。。
当たっているかもです。
ユミさん
ネイル、可愛すぎるかな~と思いながらも、お花にしてもらいました。爪がきれいになると気持ちもわくわくしますよね~♩
手がきれいなんて初めて言われました~うれしいです。ありがとうございます。
ヘバーテン結節ですか。痛むこともあるんでしょうか。みんないろいろ抱えているんだなあとあらためて思いました。
わたしも爪、大きい方ではないと思います。目立たず静かに過ごしたいです。なのに毎日発信せずにはいられない(笑)
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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