のんびりとしたお盆だった。
前半は、夫は神戸、わたしは東京で過ごし、あとは明野で庭仕事をしたり、ご近所さんを呼びバーベキューをしたりした。
それから、ふたりで買い物にも出かけた。
必要な物。甲府まで行かないとなさそうな物。ついでに買っておこうという物などなど。そしてそろそろ新しくしたいと思いながらそのままになっていた玄関マットも、ようやくゲットした。
わたしは買い物が大好きで、旅行に行っても、雑貨屋、洋服屋、本屋、文房具や食器などなど見て回る。海外のスーパーマーケットも大好きだ。
普段の買い物も好きな仕事のひとつで、たいていはひとりで済ます。
けれど夫とふたりで買い物するのもまた、おお、こんなにも楽なものなのかと実感した。荷物を持ってくれるのもそうだが、迷ったときにふたりで決められる。それってやっぱりかなり気持ち的に楽なのだ。
「買い物は、任せて」
お盆の中盤、ふたり手巻き寿司の夕餉の買い物を夫が買って出てくれたときにも、ふっと肩の力が抜けたような気がした。
「買い物は大好きだけれど、こうしてやってもらうのもいいなあ」
そう、しみじみ思ったのだった。
夫が買い出ししてきた手巻き寿司の具。盛りだくさん!
いただきものの神戸は須磨海岸の海苔で。
これもビール好きの友人からいただいた手作りで販売しているという蕗の薹のビール。苦味が濃いのにフルーティでした。
こんなに食べられるの~? と言いつつ、食べた食べた。
手巻き寿司に使う大皿は、家を建てたときに設計士さんにプレゼントしていただいた骨董皿。
玄関マットも何年かぶりに新調しました。
ふたりで選んだ大きさと柄。ふかふかで、気持ちいい。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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