庭のノコギリソウが、花を終えようとしている。
夏じゅう、あちらで咲き、こちらで咲き、白い花を揺らしていた。
このノコギリソウは、20年ほど前に遊びに来たときに、亡くなった義父が散歩で摘んできて植えたものだ。それから毎年、森と庭の境目で咲いている。
ずっとノコギリソウと呼んできたけれど、正しくは「セイヨウノコギリソウ」だそうだ。在来種の「ノコギリソウ」とは違うヨーロッパ原産のハーブらしい。ハーブとしての名前は「ヤロウ」だ。
古代ギリシャ時代から身近なハーブとして、止血薬や胃薬などに使われていたという。血液の循環を良くして血圧を下げ、デトックス効果も期待できるとか。
ハーブティはもちろん、若い葉は、サラダや炒め物で食べられるのだということも、初めて知った。
辛味、苦味とかいてあるサイトが多く、食べるのはハードルが高いような気がしたので、生ハーブティにしてみた。
飲みやすいようにと、レモンバーベナとアップルミントと同じくらいずつブレンドした。
たしかに少し辛味があり、レモンジンジャーティと似た味で、とても美味しかった。
20年が経ってしまったけれど、セイヨウノコギリソウとは、これから少しずつ親しくなれそうな予感がする。
今咲いているのは、この株だけです。花言葉は「戦い」「勇敢」「治癒」。
草刈り跡にも、ほかの雑草たちと一緒に伸びています。
ハツユキカズラと一輪挿しに挿して。この組み合わせで何度も楽しませてもらいました。
左から庭にあるレモンバーベナとアップルミントと。
湿気が多いこの季節、熱いお茶もまた美味しい。
庭では、どこからか種が飛んできたテッポウユリが、20以上もの蕾をつけ、花を咲かせ始めています。
こんにちわ
のこぎりそう。お義父さまが、摘んでこられたのですね。
先日、逝去されたのですね。
お義母さまは、いかがお過ごしでしょうか。
この草花を見るたびに思い出されることでしょうね。
我が家にものこぎりそうが植わっています。義母が植えたもので、白い花が咲きます。
ふわふわとした葉っぱ。ハーブだとは知りませんでした。
少し、見方が変わりました!(笑)♪
ガラスに花を生けるときの、アクセントにしたりしていました。
ハツユキカズラも、我が家も元気です。
雨続きでしたが、夏の終わりの庭に久しぶりに出たいなあ~と思いました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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