九州沖縄三昧『ナンクルナイサきばいやんせー』で、生ビールを飲んだ。
ナンクルナイサは沖縄の方言で、なんとかなるさ。きばいやんせーは鹿児島の方言で、がんばりなさい。店名はなんとなくそんな感じの意味だと判ったが、生ビールのコースターにかかれていた言葉に目を留めた。
なこかい とぼかい なこよか ひっとべ
「泣こうか、飛ぼうか、泣くより飛べってことかな?」
「うーん。なんだろうね?」
夫に言ったが、食べる方に忙しそうだった。仕事で遅くなり空腹だったのだ。
わたしもそのまま飲んで食べた。海の幸が美味だった。
帰ってから調べてみると、鹿児島で言い伝えられている諺のようなものらしい。
「崖の上で飛べないと泣くか、思い切って飛ぶか、泣くくらいなら飛べ!」って意味で「できないと言ってやらないか、思い切ってやるか、グダグダ言ってるんだったらやってみろ!」そういうときに使うそうだ。
いい言葉だな、と思った。そうありたいな、とも思った。
「ムリだよ。どうせ、できないよ」
ついそんな、言い訳をしてしまいそうになるとき、思い出そう。
丸の内オアゾのなかでも、ひときわにぎやかなお店でした。
これが、そのコースターです。
豪快!漁師風サラダ。鰹、しめ鯖、蛸、海ぶどうなど盛りだくさん。
胡麻鯖と、きびなごの唐揚げ。
もずくとコーンのふんわり揚げ。タレはウスターソースでした。
オアゾの地下です。
モノクロのゲルニカと、カラフルなクリスマスツリーが対照的でした。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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