日曜日、今シーズン初となる卓上七輪での夕餉にした。
東京から遊びに来た友人が行きたいというので、鶏と卵の店『中村農場』に行き、ついでに軍鶏を買ってきた。それを焼こうという話になったのだ。
「希少部位なんだって。ぼんぼりって、どこの部位なんだろう?」
どこかはわからないけれど希少部位の文字に魅かれ、「ぼんぼり」なるものを購入した。家に帰り検索してみるが、雛飾りの雪洞(ぼんぼり)や、毛糸のボンボンなどがヒットし、「鶏」と入れても、よくわからなかった。
「ぼんじり」は尻尾の先の肉だというが、はて、ぼんぼりとは違うものなのか。
夫は焼き鳥屋で「ぼんじり」は食べたことがあるという。
ぽこんと丸い形をしているらしく、生の「ぼんぼり」を見て、「ぼんじり」とは違うようだと首を捻った。
薪ストーブのなかで炭が赤く焼け、久しぶりの卓上七輪の用意が整った。
同じく軍鶏の手羽先とそで肉も用意し、あとは焼くだけ。炭火は、魚グリルなどより焼けるのが早く、脂がほどよく落ちて、こんがり度が高い。それに加え軍鶏は、普通の鶏肉よりも身がしまっていて、さっぱりした味わいに思えた。
さて。「ぼんぼり」だが、焼くとその謎はすぐに解けた。
「これは、ぼんじりだ」
まん丸く焼けた「ぼんぼり」を、ひと口で食べ、夫が言ったのだ。
ふたたび調べれば、「雪洞のように丸い、尻の肉」だから「ぼんじり」と呼ばれるようになったそうだ。
冷蔵品と冷凍品があり、当日食べるからと冷蔵のものを購入。お値段ちょっとお高いですが、美味しいお肉でした。
これが、生の「ぼんぼり」です。
手前の「そで肉」も、希少部位だとか。胸肉に近い味わいでした。
最初は塩だけで焼きました。
手羽先、こんがり~。
そで肉も、こんがり~。
ぼんぼりは、焼くと丸くなるんですね。
塩と粗びき黒胡椒で焼いて、山葵でいただいました。
娘の家の近所に「ぼんじり」っていう鶏専門店があるんですよ。
時々食べに行くので、ぼんじりは知っていました。
でもぼんぼりとも言うのですね~
初めて知りました。
ぼんじりは脂が乗っていて柔らかくて美味しいですよね。
娘は鶏の部位の中で、一番好きらしいです。
で、山葵で食べるっていいですね!
タレor塩しか考えなかったけれど、最近ステーキっぽいお肉を山葵で食べる美味しさがわかって来たので、鶏も山葵が美味しいでしょうね。
今度、試してみようと思います。(*^^)v
ユミさん
ぼんじりの美味しさ、よーくわかりました♩
鶏屋さんのお店の名前にするのもなっとくです。
名前ってもともとはやっぱり人がつけるものなんですよね。
だから複雑なようで単純!
おもしろいですね~
山葵でお肉、わたしも最近その美味しさを知りました。
ステーキ屋さんでも、山葵出してくれるところありますよね。
和と洋のフュージョン♡美味しければ何でもありとも言う(笑)
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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