気持ち良く晴れた土曜日。松本の『クラフトフェア』に出かけた。

近所の友人夫婦が誘ってくれて、車まで出してくれた。毎年行っているそうで、夫とふたり道案内はお任せして甘えさせてもらった。

約300もの工芸の店が並ぶイベントで、陶芸作家、木工品、金属製品、革製品、手芸品、硝子細工などのほか、手作り食品の店もある。

会場に着いてからは、3時間後に待ち合わせて、それぞれ夫婦で観て歩いた。人出は多かったが、広々とした公園内は歩くだけでも気持ちがよかった。

器が好きなわたしは、陶器の店があるたびに立ち止まる。

（若い作家さんが、多いなあ）

挨拶をしながら、器を手にとり思っていた。すると、夫が言った。

「作家さんたち、みんな、いい顔してるね」

それを聞いて、ハッとした。漠然と「若い」と感じていたのは、実年齢というより溌剌として若々しいと感じていたのだった。

何かを作っている人。それを仕事にしている人。そして、好きなことをしている人の顔だ。

つくる。作る。造る。創る。人は、何かをつくることが好きだ。

料理でも、庭でも、ブログでも、編み物でも。

つくることと生きていくことは、つながっているのかも知れない。つくることで身体に心に、生まれる光りがあるのだろうか。

会場は『あがたの森公園』広々とした気持ちのいい公園です。

人もいっぱい、木もいっぱい、お店もいっぱいでした。

でも、人に負けないくらい公園が大きい。子ども連れやワンちゃん連れも。

陶器がいちばん多いかな。素敵な器ばかりで目移りします。

木製品もけっこうありました。他にも革製品、鉄、布、糸など様々。

硝子もきれいでした。薄いのやごっついのや、色つき硝子も。

それぞれの個性が光っています。あ、この一輪挿し、すてき。

形も手触りも重さも、値段もそれぞれです。

芝生で休憩も、楽しい。大きな木もあり日陰もたくさんありました。

ギャラリーのように見えますが、我が家のテーブルです。ぐい飲みは、平皿におまけでつけてもらいました。