モンテ・イゲルドへ行った夜、9年ぶりにサン・セバスティアンの旧市街でバル巡りした。
サン・セバスティアンといえば、バル巡り。バル巡りといえば、サン・セバスティアンというくらい、個人旅行ではスタンダード。
最近さらにその傾向は加速しているようで、やたらと日本人が多かった。
海外で日本人に会ったとき、反応はそれぞれだ。
喜んで挨拶を交わし会話を楽しむ人もいれば、あまり喜ばしく思わない人もいる。
どちらの気持ちも、理解できる。
言葉の通じない海外で言葉の通じる相手に会うと嬉しいだろうし、せっかく海外に来ているのだから日本のことは忘れてその国を目一杯楽しみたいというのもわかる。
わたしたちも、サン・セバスティアンではたくさんの日本人と会った。
ときには情報交換し、ときには写真を撮ったり撮ってあげたりした。また、5人くらいで飲んでいる日本人の団体さんに飲まないかと誘われて、また機会があればとお断りしたこともあった。
考え方はそれぞれでいいと思う。
ただ旅先で出会った人が、そして自分たちが、気持ちよく旅ができれば、それでいいのである。
一軒目に行った「BAR SPORT」は、新たな人気店。
うにクリーム。
フォアグラ焼き。
カウンターには、美しいピンチョスが並んでいました。
3軒目に入った「La Cuchara de San Telmo」。
セルド(豚肉)ロースト。
9年前にも訪れた、日本語メニューが掲示板に表示される「Goiz Argi」。
なつかしいというほど、覚えてはいなかった。
でも、蟹のチャングロは食べた記憶がありました。
夜の「モンテ・ウルグル」。
帰りに海風にあたりながら歩くのは、とても気持ちがよかった。
海風にあたりながら歩くて気持ちがいいでしょうね。
特に夜風は心地いいはずです。
バルめぐり楽しそうですね。
日本語のメニュー表示はうれしいです。
『一緒に飲まないか?』
私は苦手です。ぶきっちょだから急に変更なんてできないたちです。
「また機会があれば…」相手を傷つけないいい断り方だと思いました。
蟹がとれるのですね、いいところですね。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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