夕食の残りが少しずつ冷蔵庫にあって、朝食バイキングのようなにぎやかな朝食になるときがある。
松の内が明けた頃、常備菜の桜大根の酢漬けのほか、南瓜の煮物、白菜の柚子煮びたし、もやしとほうれん草のナムル、豚バラ大根生姜風味、酢鶏(鶏肉の酢豚風)などが並んだ。
味噌汁の具にも、お好み焼き用にと切った1cm角のキャベツをたっぷり入れる。
冷蔵庫のお片付けとも言える朝食だ。
コロナ禍で、朝食バイキングが食べられる機会もほとんどなくなったが、ずっと疑問に思っていたことがあった。
「ビュッフェ」と「バイキング」って、どう違うの? という疑問だ。
「ビュッフェ」は、フランス語で「飾り棚」のこと。
フランスでは、その飾り棚の上に簡単な料理を置いて歓談しながら立食するスタイルが流行ったようで、立食パーティー=「ビュッフェ」と呼ばれるようになったとか。
「バイキング」は、スウェーデンの食事形式のスモールガス・ボールド (冷前菜の食卓)がもとになっている。北欧の長く厳しい冬、人々が料理を持寄って食べたのが起源らしい。
その食事を1950年代に北欧で体験した帝国ホテルの支配人が日本で再現する際に、豪快に食べる様子を海賊と重ね「バイキング」と名づけたという。
いまや日本では、その違いもすべてが混ざり合い、どちらも好きな料理を好きなだけセルフサービスでとって食べる食べ放題の場合が多くなっている。
言葉というものは、こうして流れたり混ざり合ったりしながら作られ定着していくものなのだなあと感心せざるを得ないエピソードだ。
朝食バイキングのような盛りだくさんの朝食をいただきつつ、バイキングはつい食べ過ぎてしまいちょっと苦手ではあるんだけれど、のんびりと旅行して楽しみたいような気分になっていた。ないものねだりは、そこここに転がっている。
残り物オンパレードの朝ご飯です。納豆いらなかったかも。
桜大根の酢漬け、南瓜の煮物、白菜の柚子煮びたし、もやしとほうれん草のナムル、豚バラ大根、酢鶏(鶏肉の酢豚風)。
食品目を数えると、21品目ありました。朝食バイキングのように大きめのお皿に盛って。
お味噌汁には、お好み焼きのときに1cm角の大きさに切ったキャベツの残りを入れました。この大きさに切ると、お好み焼きのシャキシャキ感が違います。
けっこう頻繁に食べたくなるお好み焼きです。
こんばんわ
ビュッフェとバイキングの違い。
語源の国の違いでしたか・・
なんとなく、ビュッフェの方が最近で洒落た感じがしていました。
旅に出たら朝食はバイキング。
ランチに行けばビュッフェ。なんとなく、使い分けていましたね。
お家で、バイキングも楽しいですね♪
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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