先日東京に出た際、知人の個展を観に、銀座へ出かけた。
日本画で、植物を繊細に描いていて、その儚さが伝わってきて切なくも、やわらかな気持ちになった。
さて。少し時間があったので、銀ブラとまではいかずとも銀座マリオンのルミネでウィンドウショッピングした。
服飾雑貨のほかに、アロマのお店や、ナチュラルテイストのハンドクリームが並んだお店、アフタヌーンティーの喫茶室もある。田舎にはないものばかりなので、うれしくなる。
その一角に、なつかしさを覚える名前を見つけた。「enherb(エンハーブ)」というハーブティなどを扱う店だ。
娘が以前、母の日に贈ってくれたハーブティが、ここのものだった。
「どうぞ」
試飲コーナーの伊予柑ローズヒップ茶を、差し出される。
その芳しさに、娘が贈ってくれたのも、伊予柑ではないけれどローズヒップティだったと思い出す。
クリスマスシーズン。プレゼントを選ぶことも多くなる。
プレゼントというものは、当たり前だが誰かを思って選び包む。そしてもらったときにも、やはり贈ってくれた誰かを思いリボンを解く。
その記憶は、きっとその人のなかに静かに降り積もっていく。
マリオンに飾ってあったクリスマスツリー。
「enherb」のお店です。
伊予柑ローズヒップ茶を試飲でいただいて。
乾燥させた伊予柑がなんとも素敵。
いちばん小さなものを買って帰りました。
去年、硝子ポットを割ってしまい、たっぷり淹れられるものを購入しました。
濃い目に淹れて。ハイビスカスの赤がきれい。伊予柑ローズヒップのまえに「冬かぜ跳ねかえす」という名前がついていました。
ご無沙汰いたしました。
この季節美味しいお茶は心も温まりますね。
>伊予柑ローズヒップ茶
美味しそうです、きっとおいしいでしょうね。
ローズヒップティーの酸味はすっきりとして大好きなんです。
しばらく行っていない銀座の様子を見せていただきありがとう。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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