「ダイコンの季節になったよ」
近所の農家さんが、そういって大根を1本、持ってきてくださった。土つきの葉っぱつき。うれしい。
さっそく帆立の缶詰と和えてサラダにした。
我が家定番の「大根サラダ」である。
作り方は至ってシンプル。千切りにした大根を塩もみし5分ほど置く。塩を洗い流して水分をきっちり絞り、帆立の缶詰とマヨネーズと粗びき黒胡椒で和えるだけ。
帆立の缶詰と大根との相性は抜群で、だからたぶん、多くの家庭で作っているポピュラーなレシピだろう。
しかしこれが、その家によって、微妙に違うのだ。
結婚し東京に住んでいた頃、たまに近所のママ友たちとホームパーティをした。そのときに教えてもらったのが、このサラダだった。
「大根の水分をきっちり絞るのが、コツよ」
年上のママ友に教わった。
その後、家でも作るようになったのだが、川崎に越してからやはり友人たちとホームパーティをする機会があり、同じようなレシピで大根サラダを作ってきた友人がいた。
「あ、これ、すごく美味しい」
レシピを聞くと、我が家のものと変わらない。なぜだろうと首をひねると、友人が教えてくれた。
「大根の筋に沿って千切りにすると、味がよくしみこんで美味しくなるのよ」
なるほど。それまでわたしは、スライサーで千切りにしていた。斜めにシュッシュと削っていたので大根の筋など考えたこともなかった。
そのふたりの友人とホームパーティのおかげで、我が家定番の大根サラダは、大根1本をひとりでぺろりとたいらげてしまうほど、美味しい。
「ホムパの神様、ありがとう」とは、ツレヅレハナコさんのレシピ本にあった章のひとつで、ホームパーティで食べて美味しかったレシピを再現していた。
まさに「ホムパの神様、ありがとう」である。
ブロッコリーと一緒に、いただきました。
葉っぱも大きい。
筋に沿って縦に刻みました。きれいだな。
ぎゅっと水分を絞って。隣りでは、胡桃パンがベンチタイム中。
帆立の缶詰1缶と粗びき黒胡椒、マヨネーズ。
しっかり混ぜて、できあがり。
ほんとに大根が美味しい季節になってきましたね。
私も1本買って、今日は豚バラ大根を炊きました。
柚子大根もよく作ります。
残りは私も大根サラダにしようかな?
ホムパって何だろう?って思ったら、ホームパーティの事なんですね。
可愛い妖精の名前かと買ってに思っちゃうほど、可愛い言い方ですね。
ホムパ、そういえばしばらくやってないな~
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。
管理人が承認するまで画面には反映されません。