町内の産直野菜直販所で、きみひめのヤングコーンを見つけた。
「あ、食べたいな」
思い出したのは、去年多治見をひとり旅したときに入った居酒屋で炭火焼のヤングコーンを食べたこと。味つけは塩だけだったのに、その歯ごたえと自然の甘みに舌を巻き、うれしく舌鼓を打ったのだった。
生のヤングコーンを料理したことはなかったが、焼けばいいんだという気軽さで購入した。その日たまたま届いた穴子と一緒に、結局フリットにしたのだが、多治見の記憶を裏切らないシャキシャキした歯ごたえと自然の濃い甘みに、旬だけに味わえる好物のひとつとなった。
食の記憶は、おもしろい。
すっかり忘れていた固く絡まりあった記憶の糸が、食べ物ひとつをきっかけにするするとほどけていく。
多治見の居酒屋のカウンター席にひとり座り、生ビールを飲み、見上げたカウンターの上に陶器のタイルが敷き詰められていて、それが美しく光っていて、ああ、ここは焼き物の町なんだとちょっと感動したことなんかを、ヤングコーンを食べながらなつかしく思い出した。
細いのに、一人前のとうもろこしの風情です。なんと7本で120円。
皮を剥くと、きれい~宝石みたい。
フリットにしました。歯ごたえばっちりの美味しさ。
義母が夫の誕生日にと送ってくれた穴子も、フリットに。
ヤングコーン、おいしいですね。
昔は、そういう種類の野菜があるんだと、思っていました。まさか、ひとつのトウモロコシを、立派に育てる為に、間引きした物だったなんてー。
天ぷらか、ボイルしてサラダが多いですね。
間引きするのも、かなりの時間を要するらしく、大変らしいです。トウモロコシは、一本の木に一本だけの収穫だということです。
最近は、ズッキーニ、よくいただきます。オリーブオイルで焼いて、とろけるチーズをのせたり、マヨネーズで焼いて、黒胡椒振ったりします。美味しい料理方があったら、教えてください。
悠里さん
ヤングコーン、美味しいですよね~♩
初めて料理してみて、毎年食べたいな~って思いました。
そうですね。トウモロコシの間引きしたものなんですよね。それがこんなに美味しいなんて、不思議。
間引きの手間、たいへんなんですね。
きのうは、皮ごとグリルで焼いてお醤油とお酒を垂らしました。
美味しかったです♡
ズッキーニ、わたしもいつもオリーブオイルで焼きます。あとは、ラタトゥイユにしたりします。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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