森を隔てたお隣さんに、ベリーAとヴィシソワーズの素をいただいた。
ベリーAは、庭の葡萄棚に生ったものだそうだ。庭で葡萄を作るなんて、すごすぎて真似できない。
そして、じゃが芋と玉葱はたくさんもらったから、だそうだが、それをヴィシソワーズの素にしてくださるところが、違う。
一回りほど年上のご夫婦だが、ベリーAはご主人作。ヴィシソワーズの素は奥様作だそうだ。
ここに越してきて23年になるが、たしか越してきて何年もたっていない頃だったと思う。
田舎暮らし初心者は、野菜を大量にもらうことに慣れていなかった。
今ではレタスを5個もらっても平気の平左だが、5人家族だったにもかかわらず野菜を持て余していた。そのときに、レタスのお浸しのレシピを教えてくださったのが、お隣の奥様だった。
レタス1個をちぎって洗い、胡麻油と塩を入れた湯を沸騰させ、さっと湯がく。
熱いうちに、白髪葱と千切り生姜を散らし、オイスターソースで味つけする。
美味しい上にかさが減り、大きなレタスがあっという間になくなった。少し余っても、冷蔵庫に入れておけば翌朝、食卓に出せる。とても便利なお助けレシピだ。
ネットレシピの「大量消費」という四字熟語を見るたびに、思い出すエピソードともつかないエピソードである。
お庭で採れたというベリーA。美しいです。
そして、ヴィシソワーズの素。
暑いランチに、器ごと冷やしたヴィシソワーズスープは、ぴったり。
ありあわせオムライスランチでした。
今シーズンも何度もリピートしている「レタスのお浸し」です。
あまりレタスを買わない我が家、きっと和食が多いからだな~と思っていました。
でもこのお浸しいいですね。
和食にも合いそうです。
いただくことはないけれど、たまに食べたいな~と思っても生だとご飯のおかずに合わない気がしていました。
前に私が行っていた美容院のご主人は中華料理店をやっていて、レタスの食べ方で美味しいのを一つ伺たことがあります。
芯の所だけ細かく刻んで、炒飯ができる寸前に混ぜて炒めると食感がよくてとても美味しくなります。これ試してみてください!
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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