南アルプス連峰の眺望が素晴らしい農園レストラン「ハーベストテラス八ヶ岳」を取材した。

取材最終日は、友人につきあってもらい、畑が見渡せるテラス席でゆったりランチ。春以降、家族以外の誰かと初めて食事をした。

「とうもろこし畑が、気持ちよく広がってるねえ。あれはトマト、こっちは胡瓜。バジルも人参もあるね」

山梨生まれの友人は、遠目に畑を眺めただけで何の野菜かすぐにわかる。

「すごいね！　わたしこないだ、胡瓜と南瓜間違えて、笑われたばっかりだよ」

「そりゃあ、子供の頃からずっと見て育ったからね」

味の違いも、すぐにわかるという。

「都会の人は、収穫して2日以上たったスーパーの野菜しか食べられないもんね」

そうだった。明野に越してきた20年前、野菜の味の濃さ、旨み、瑞々しい食感に驚いたことを思い出した。

採れたての新鮮な野菜が美味しいということすらすっかり忘れてしまうほど、今では当たり前になっている。

人は、すぐに忘れてしまうのだ。今手のなかにあるものが、いつでもどこにでもあるわけではないということを。

これまで以上に、採れたて野菜の美味しさを味わい、楽しもう。

20年前に立ち戻るような気持ちにさせられた、農園レストランの取材となった。

ハーベストプレートは、野菜たっぷり。

パスタセットにも、山盛りのサラダがついてきます。

夏野菜のペペロンチーノ。

野菜たっぷりピザ。

☆『地球の歩き方』北杜・山梨特派員ブログ、更新しました。

【フレッシュな高原野菜たっぷり！農園レストラン「ハーベストテラス八ヶ岳」】