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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

油揚げの玉ねぎ詰め焼き

金曜の夕方、バーベキュー始めをした。

夫婦ふたりなので、食材も簡単。

日帰り沼津で買ってきた冷凍のサバ味醂干しとイカの一夜干しを、解凍。あとは焼き鳥と帆立やとうもろこしなどがあれば十分だ。

たくさんいただいてまだまだある玉葱を使いたいので、「油揚げの玉ねぎ詰め焼き」も焼いた。

なかなかヘルシーな夕餉になった。

 

料理のレパートリーのなかには、毎月必ず作る定番メニューがあり、何度かリピートしているけれど、半年に1回くらいしか食卓に並ばないメニューがある。

「油揚げの玉葱詰め焼き」は、後者。

大きな理由は、油揚げは味噌汁用にすぐに刻んで冷凍してしまうから。賞味期限が短いこともあり、どんどん冷凍してしまう。

それでも思い出したようにリピートするのは、美味しいからだ。

 

その味に、思い出した。

最近夢中になっている平松洋子の料理エッセイで「油揚げ特集」が載った『dancyu』があったはず。

そして見つけた。

特集は、その名も「平松洋子さんと油揚げ」。

油揚げを酒の友にするときの基本は、まず「焙る」、なんといってもこれである。こんがりきつね色に焙った油揚げをさくっと切って生姜醤油を添える、それだけでりっぱな酒肴だ。口中に酒の香気が満ちているところへ油揚げの適度なこく、焙って昂ぶった風味、俗っぽい油っ気。じわっと噛むと、じわっと押してくる倍返しの悦びがあり、酒のおいしさに人心地がくわわる。

あー、これはもう、スーパーの大量生産品ではなく、早起きして豆腐屋さんが揚げた油揚げを買ってこなくっちゃ。

次回は、梅と海苔を巻いて焼いた「うず巻き」を食べよう。

夕暮れどきの7時頃には、薄暗くなり涼しくもなってきます。

森の向こうには、夕焼けが。写真に撮ると、なぜか肉眼より明るく写りました。

ツレヅレハナコの『女ひとりの夜つまみ』に載っていた「油揚げの玉葱詰め焼き」。

これも今シーズン初めてのとうもろこし、ゴールドラッシュ。

とうもろこしを食べる頃には、もう真っ暗になっていました。ランタンの灯りっていいな。

これです。見た目も可愛い。上側のレシピは「ブルーチーズ入り巾着」。そっちも魅力的!

 

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PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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