2日目は、輪島市の道の駅「ふらっと訪夢(ほーむ)」を目指した。
石川県のサイト「ほっと石川旅ねっと」の「今いける能登をデジタルマップで!」を夫が見つけ、共有してくれた。
輪島市は6つの場所が載っていて、道の駅「ふらっと訪夢」には、〈輪島に着いたら、まずここへ。旧輪島駅の跡地にある「道の駅輪島」、愛称「ふらっと訪夢」です〉とある。
売店とインフォメーションがあり、そこで能登半島のロードマップをもらって、「出張輪島朝市」と、大きな被害に遭った「輪島朝市」への行き方や、工事車両などの邪魔になってはいけないと、現在の状況や駐車場を教えてもらった。
「出張輪島朝市」は、ワイプラザというショッピングモール内1階の通路で開催されていた。
20店舗ほどだろうか。輪島塗の店。能登の日本酒を売る店。干物を並べた店。野菜。果物。木工品。パン。手作りの小さなわらじを売る店もいくつかある。足腰のお守りだそうだ。
そのなかに珠洲焼の店もあり、濃いグレーが独特の珠洲焼を見せてもらいながら、30代の若者の話を聞かせてもらうことができた。
輪島朝市の一日も早い復活を願いながら、「出張輪島朝市」だけでなく日々奮闘中だそうだ。祖父の代から続く珠洲焼を扱う店を守り抜きたい。そんな強い意志が伝わってきた。その言葉は、情熱というより胸のなかの消えない火といった感じで、とても静かな口調で発せられた。
そこから、「輪島朝市」があった場所へと車を走らせた。
少し離れた場所へ車を停め、歩く。
ほぼ更地になっていたが、朝市入口付近で倒壊した店がそのままになっていて、被害の大きさを物語っている。クラウドファウンディングで応援していた「小西圧五郎漆器店」もどこだったのか、ネットでマップを検索するもなかなか探せない。「輪島朝市」は、火災の被害も大きかったという。
人と会うたびに、かけるべき言葉が見つからず、無口になる自分がいた。
それでも、「また、来てね」「また、来ますね」と、幾度も同じ言葉を交わしたのだった。

「出張輪島朝市」の市が立つ、ワイプラザ。小さめのショッピングモールです。

1階の通路に、オレンジののぼり旗を揚げて、朝市を開催していました。

珠洲焼を販売していた「てんだ商店」。お母さんと息子さんが、珠洲焼のこと、朝市の復興のことなど、いろいろお話ししてくださいました。

珠洲焼で飲むと、お酒も水もお茶もおいしくなるそうです。盃と急須を購入しました。

「輪島朝市」があった場所です。ほぼ更地になっていましたが、道には隆起した場所、歪んだところも多く、まだ倒壊したそのままのかたちで残っている店もありました。すぐにでも朝市を、という雰囲気ではありませんでした。土地を、道を整備してからじゃないと、自分のお店だけを建てるというわけにはいかないようです。「小西孝五郎漆器店」は、写真の左側でお店を営んでいたのだと思います。

2軒だけ、営業再開しているお店がありました。写真の「日吉酒造」と、向かいの雑貨を扱うカフェ「KALPA」。酒造は、併設した酒蔵が倒壊したそうです。石川県小松市などの酒蔵の協力を得て、去年もお酒を造ることができたといいます。

夫は、その白駒を飲みたい、応援したいと購入。「出張輪島朝市」と併せて、日本酒を3本購入しました。

お昼は、輪島市内のお寿司屋さん「伸福」で。

地元で捕れたというネタのお寿司ランチ。輪島市は、天然ふぐの漁獲量が日本一なんですね。左上の白いのがふぐ。歯ごたえが独特でした。おいしかった。
まだ観光に来る人は少ないと思いますが、おすすめのお店です。

地震で崩落し、穴が塞がったと報道されていた「窓岩」。美しい夕日が岩穴から見える景勝地だったそうです。海岸沿いを走り、珠洲市へ向かいました。
おはようございます。
あの年の元旦、午前中はテレビを見ていました。
夕方作り置きしたおせちを出して早めの晩御飯をと思って準備していたら大地震が。
輪島の朝市が燃えているのをテレビで見ていました。
初めは林野でも燃えていると思っていたら、あの朝市でした。
>人と会うたびに、かけるべき言葉が見つからず、無口になる自分がいた。
それでも、「また、来てね」「また、来ますね」と、幾度も同じ言葉を交わしたのだった。
そうでしたか、お気持ちわかります。
珠洲焼のきゅうすとぐいのみいい色合いですね。
実物を拝見できたらもっと味わい深いいろなんでしょうね。
お寿司も美味しそう!
お皿がまたいい色合いですね。
お寿司をのせるところが緑色になっているなんていいアイディアです。
私はよく笹の葉を敷いてから食べ物をのせるのでこのお皿が気にいりました。
今すぐにでも食べに行きたいほどです。
ふぐは美味しいですよね。
いろいろ複雑なお気持ちだったでしょうが、いい旅をなさいましたね。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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