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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

野良にぼうぼう、のらぼう菜

のらぼう菜が、美味しい。

家庭菜園をしているご近所さんに、採れすぎて困っているからとどんどんいただく。摘む先から伸びてくる強い野菜なのだそうだ。

 

東京都の地域ブランド野菜で、江戸時代、天明・天保の飢饉が起こった際に、西多摩地区周辺の人々は、のらぼう菜で食いつなぎ助かったと言われているらしい。ネーミングが変わっているが、年貢の取り立てで持っていかれたらかなわないと「野良に、ぼうぼう生えてくる役に立たない草」だと誤魔化したとの説もあるそうだ。菜っ葉だけで食いつないでいくなんて、想像もつかない。

好きなものを食べてダイエットしなくちゃなんて、その頃の人たちから見たら、将軍貴族のように見えるだろうか。

 

食べるって何だろう。ふとした瞬間に感じることがある。

空腹を満たす。栄養を摂る。身体をつくる。美味しいと感じる。誰かと食事の時間を楽しむ。酒の肴にする。やけ食いする。

考えて考えて、思い至る。人は食べなければ生きていけない。人間って、自分が考えている以上に、動物なのだ。

CIMG6553摘みたてを、たくさんいただきました。3回目(笑)

CIMG6558鶏もも肉と辛し和えにして。夫に大好評でした。

CIMG6562

お浸しはもちろんのこと。

CIMG6400

お味噌汁にも大活躍。

CIMG6572ナムルもたっぷり作って、少しずつ楽しんでいます。

CIMG6575

茎は、やわらか目に茹でてマヨネーズで。

CIMG6612

豚バラ肉とナンプラー&レモン炒め。

CIMG6602豚肉とニンニクと一緒に胡麻油で炒めたパスタ。ひとりランチです。

COMMENT

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  1. ぱす より:

    のらぼう菜、初めて聞きました。
    ほうれん草のようですね。
    いただいたからには、無駄にはしたくないですよね。
    いろんな味付けでさまざまに活用されてますね。

    年貢って、今の大河ドラマでもよく出て来ますがお百姓の苦労をわかる領主でないとこれは大変なことだなぁと思いました。本当はお米を作るお百姓が一番偉い。尊いのですが。
    今は本当に贅沢過ぎますね。
    三食も、要らないのにその時間が来たら食べなくてはいけないように頭がそうなってますね。

    • さえ より:

      ぱすさん
      田舎に越してきてから、食べたことのない野菜をいただいて、楽しめる機会が増えました♩
      のらぼう菜は、ほうれん草というより菜の花に近い感じです。
      菜の花よりしっかり硬いので、3分くらい茹でています。
      味は菜の花の苦味をなくしたような感じかな?
      ほんと、年貢なんておかしな制度なのに、その頃の人たちは受け入れるしかなかったんですものね。
      そうそう。三食いらないのかもですね。
      でも食べるのって、楽しいものねえ。

  2. papermoon より:

    さえさん、こんにちは♪

    本当にいろいろな名前の菜っ葉があるんですね。
    「おいしい菜」、「うまい菜」という名前もすごいな~と思っていましたが、
    「のらぼう菜」も同じくらい驚きました。
    なんだか道に生えてる野草を見るとすべてが食べれそうに見えるから不思議です。
    さえさんのお料理はいつも美味しそうでおなかがすいてきます。
    どれも美味しそうなのですが、鶏もも肉との辛し和えが特に好みです。
    これがあったらご飯何杯でもいける自信あり(笑)

    • さえ より:

      papermoonさん
      こんにちは♩
      菜っ葉の種類、多彩ですよねえ。
      でも「おいしい菜」「うまい菜」って、知りませんでした!食べてみたい!
      辛し和え、美味しいですよね。菜の花でよく作るのでアレンジしてみました。
      これからますます野菜が美味しい季節ですね♩

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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