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はりねずみが眠るとき

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世界三大聖堂のひとつ「セント・ポール大聖堂」

ロンドンには、世界三大聖堂のひとつ「セント・ポール大聖堂」がある。

ヴァチカン市国の「サン・ピエトロ大聖堂」に次ぐ、世界第二位の大きさだそうだ。

ちなみに第三位は、昨年訪ねたスペインの「セビージャ大聖堂」。大きかったなあという記憶ばかりが残っている。

 

三大聖堂のうち2つ行ったのだから、どうせならコンプリートしたい。

その「セント・ポール大聖堂」。

ドームの直径は、34m。そのなかを一周できるよう回廊になっていて、「whispering gallery(ないしょ話の回廊)」と呼ばれているそうだ。

34mも離れたドームの対岸(?)にいる人の話し声が、なぜか後から聞こえてくるという。ほんとうだろうか。

回廊からは、チャールズ国王と故ダイアナ妃が結婚式を挙げた祭壇などが見下ろせる。

さらに細い細い階段を上り外へ出ると、「Stone gallery(石の回廊)」。そこからドームの塔の付け根「Golden gallery(金の回廊)」へと続く。ロンドンの街を見渡せるそうだ。

 

そこまで下調べして、行く気になっていたのだが、入口で驚いた。入場料25ポンド。ひとり約5,000円だ。

彼女が、声を大きくした。

「高すぎる! ふたり分払ったら、パリまで行けるわよ」

確かに。

連れて行ってくれた彼女に同意し、大聖堂はスルーしてテート・モダンへ向かうことにした。

大英博物館もナショナル・ギャラリーも無料の国だからとたかをくくっていたが、ロンドンはわからない。

それでも、「too expensive!」と肩をすくめる彼女の感覚は、わたしたちに近しく、ホッと温かな気持ちになったのだった。

「It's ShowTime!」と、彼女。リアルで初めて聴きました。

歩を進める度に近くなる大聖堂。

ところが、真正面からはドームは見えないんです。全体が大きすぎて見えなくなる、と『地球の歩き方』にありました。

裏へ回ると、クリスマスモードのドームが。

大聖堂を後にミレニアムブリッジを渡り、テート・モダンへ。元発電所だか工場だかをリノベーションした現代美術館です。

テート・モダンを出たときには、日が暮れていました。

 

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PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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