金沢の旅1日目は、夫とひがしやま茶屋街を歩いた。
わたしは2日目にひとりで街歩きできるが、翌日夫はボランティアに行くので、彼の行きたいところを優先した。
しばしひがしやま茶屋街を歩いたところで、金沢市内や金沢城が見渡せるスポットがあるというので、坂を登った。「宝泉寺」というお寺だ。
参道に入ると、夫が好きで写真を撮りためている石仏さんたちが、大勢で出迎えてくれた。石仏寺と呼ばれてもおかしくないほど、たくさんの石仏が思い思いの格好で祈っている。
「石仏さんに呼ばれて、ここに来たのかもね」
わたしが言うと、夫もまんざらでもない顔をして言った。
「うちの方の石仏さんたちより、顔が細いね」
しかし宝泉寺では、震災が残した爪痕も目の当たりにすることになった。
境内にある大きな石の塔の、てっぺんにある屋根のような形をした部分が崩れ落ちていたのである。人が簡単に動かせる重さじゃないことは、見てとれた。修復したくとも、できないのだろう。
金沢の街では、壊れた家屋や道路を目にすることはなかったが、想像もつかないほどの大きな揺れだったに違いない。
実際に来て、歩いてみないとわからないことがある。
静かなお顔の石仏さんに、そう言われたような気がした。

この「子来坂(こらいざか)」を登って、「宝泉寺」へ。写真で見るより急でした。

道端には、オドリコソウが咲いていました。

参道には、石仏さんが並んでいました。松尾芭蕉の句碑も。
ちる柳あるじも我も鐘をきく 芭蕉

細面の石仏さんに、桜蘂降る。

本堂です。木々の緑がうっそうとしていて、左側には石仏が10体以上並んでいました。そして本堂の裏には、数え切れないほどの石仏さんたちが。

天狗の住処だったとも伝えられる「五本松」と「遊戯観音像」。

小雨ぱらつく薄曇りの空でしたが、金沢市内が見渡せました。
金沢はいい街ですね。
ご主人ボランティアお疲れ様です。
足手まといにならないようにやめる止める選択、これ大事です。
金沢は私も母も旅して見たかった場所です。
母は金沢の何とかいうお菓子がお気に入りで、地元のデパートで買うたびに行ってみたいな~と言っていたのを思い出します。
今はネットでも手に入れることが可能ですが、やっぱり旅に出てお店で買いたいですからね。
つつじの咲き具合など、秋田の同じような気候かな。
実際行ってみると地震の被害はひどかったと知人も話しておりました。

随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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