今年は、どこも桜が早い。
久しぶりに「わに塚の桜」を見に行った。
お隣、韮崎市のシンボルツリーである。
樹齢330年の立ち姿が美しい一本桜で、しかし、10年前の大雪の被害に遭ってから弱っていた。
2年前、韮崎市が「わに塚のサクラを救いたい!」とクラウドファンディングを立ち上げたので、応援記事をかいた。
去年は、あまり咲かなかったらしいと噂に聞いただけで足を運ばなかったが、今年は雨が続いたあと、見頃だとの情報に出かけてみた。
思ったよりも、元気そうだった。
伸びやかに枝を伸ばし美しく咲いていて、ホッとした。
見ているうちに、こちらも気持ちが開放されていった。
小さなご縁のある桜である。
こうして、小さなご縁のあるモノが増えていく。
寄付をした人も、そうだろう。
足を運べない場所にいたとしても、どこかで桜を見て、思い出しているかもしれない。
「あの桜は、どうしただろう」と。
多くの人と”小さなご縁”でつながった「わに塚の桜」は、その人たちの心の片隅でも、きっと今静かに咲いている。
きのうの「わに塚の桜」です。
八ヶ岳は雲隠れしていたけれど、青空と桜のコラボレーションは、いいな。
ぼんぼりみたいにかたまって咲くエドヒガンザクラ。
木の下には、水仙と花だいこんが咲き乱れていました。
駐車場近くの名もない桜も、晴れやかに咲いていました。
「武田廣神社(たけだひろじんじゃ)」。お参りしてきました。
☆『地球の歩き方』山梨特派員ブログ、更新しました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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