きのうは、朝零下まで冷え込み、山々が美しかった。

運転しながら八ヶ岳を眺め、ふっとポルトガルで観た「アズレージョ」に似ていることに気づく。

青と白。それだけの共通点だが、いつも見ている八ヶ岳が何か違って見えてくる。旅をして新しいモノに触れるということは、いつも見ているモノの違う側面を見られるようになるということなのかも知れない。

「青と白」このワードから、もうひとつ思い浮かんだ。

旅の最終日に観戦に行った、サッカーのヨーロッパチャンピオンズリーグ。

「スタジアムのWi-Fiのパスワード、わかりますか？」

夫が隣に座った親子連れに訊くと、親身になり教えてくれた。外国人カップルがふたりしてポルトの帽子をかぶり観戦していたのがうれしかったのだろう。

「アズール（青）ブランコ（白）だよ」

ホームチームFCポルトのカラーは青と白。なるほど洒落ててわかりやすい、とそのときには思ったが、気づかなかった。FCポルトのカラーはアズレージョカラーだったのだ。

FCポルトは、延長戦の末、ローマに逆転勝ちした。わたしの隣に座っていた高校生男子は、涙しながら大声でポルトの歌を歌っていたっけ。

旅の記憶は、まだ新しい。

定点観測地点から見たきのうの八ヶ岳。

雲ひとつありませんでした。

凍った最高峰赤岳。

権現岳。

足もとには、スノーフレークが咲いていました。

チームマスコットが着ているのが、FCポルトのユニフォーム。アズールブランコですね。夫も一緒に写真を撮っていました。

スタジアムは、迫力ありました。

FCポルトのサポーターたち。

ローマに逆転勝ちして、ベスト8進出を果たしました。