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はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々

上を向いて一段一段踏みしめて

初詣は、2日午後、定年の如く『武田八幡宮』を詣でた。

お隣り韮崎市の、千二百年以上も前に建立された古社だ。縁日が並ぶわけでもないが、正月は詣でる人も多く静かななかににぎわいがある。

 

お参りする拝殿までは、石造りの急な階段が伸びていて、みな、そこをゆっくりとのぼっていく。

神社に長く伸びる石段があるのは、神が祀られた神聖な場所を天に見たてて、そこへとのぼっていくイメージなのだという話を聞いたことがある。

 

宗教を持たないわたしは、ただ新しい年が来たから初詣をする、というだけで、何を考えているわけでもない。

けれどこうして新しい年をぶじに迎え、拝殿への石段をのぼっていると、一段一段踏みしめて上へ上へとのぼっていく心地よさを感じる。

上を向いて、一段一段踏みしめていくのは、いい。

新しい年を迎えてそう思えるのって、これまで抱えていた心のなかのもやもやが晴れたように、すっきりする。

上を向いて、一段一段踏みしめて、今年も歩いていけたらいいな。

CIMG5690今年もお隣り韮崎市の『武田八幡宮』に、2日、初詣に行きました。

CIMG5709幅の狭い階段を上り、中ほどにある神楽殿を通過します。

CIMG5707そしてさらに石段を上り、拝殿へ。

CIMG5694その上には、今は閉鎖されている本殿があります。

CIMG5698そこから見上げると、空へと伸びる神樹が祀られています。

CIMG5699この辺りは熊に注意。立ち入り禁止ではないんですね。

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  1. papermoon より:

    さえさん、こんばんは!

    写真の中に人が写りこんでいないため、神社の荘厳さがしみじみと伝わってきます。
    霊感ゼロの私でもこの神社には良い気というかパワーがみなぎっているのがわかります。
    それにしても熊注意の看板がある鉄の扉の中に人がいるのを見て、ちょっとドキドキしました。
    本当に山の中にある神社なんだと実感しましたよ。
    熊、怖いです・・・・

    • さえ より:

      papermoonさん
      荘厳な雰囲気、伝わってうれしいです。
      にぎやかって言っても20人くらいかな~田舎ですから。
      わたしも、パワー感じる神社だなあって思ってました。
      調べて千二百年前に建てられたって知って、うーんなるほどって感じです。
      わたしも、熊注意の看板と柵があるのに、どうして向こうに人が!?って思いました。
      でも、気をつけて歩いてくださいってことなんですね。会っちゃったら気をつけようがないとも思うんだけど(笑)笑いごとじゃないですね~

  2. 悠里 より:

    初詣は毎年、山県【やまがた】神社にいきます。学問の神様といわれた山県大弍が祀られています。松陰が活躍した時代に共に生きた偉大な人物です。孫達に和服を着せてお詣りしますが、3日はひどい風で大変でした。竜王駅の南東10分くらいに在ります。田舎の神社ですが、学問がらみでそこそこ混んでいます。おみくじは末吉でしたが、振り返らず上を目指してがんばる予定です。

    今年もよろしくお願いいたします❗

    • さえ より:

      悠里さん
      龍王の山県神社ですか~行ったことありません。
      今度行ってみようかな~
      学問の神様。受験生やその家族で混んでいるんですね~
      わたしも中吉でした。
      エッセイ、一緒にがんばりましょうね!こちらこそ、よろしくお願いします♡

PROFILE

プロフィール
水月

随筆屋。

Webライター。

1962年東京生まれ。

2000年に山梨県北杜市に移住。

2012年から随筆をかき始める。

妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。



『地球の歩き方』北杜・山梨ブログ特派員

 

*このサイトの文章および写真を、無断で使用することを禁じます。

 

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