庭の南天の木を、思い切ってバッサリと剪定した。

今年は実のつきが悪く、伸びすぎたせいかなと話していた。しかしこの週末に剪定したのには、わけがある。先週、いくつもついていなかったその実を、盗られてしまったのだ。とても悲しかった。

南天の木には、いくつも鋏の跡が残っていて、動物の仕業ではないことは火を見るより明らかだ。道路沿いの木であるから目についたのだろうが、人の家の庭で盗った南天を自分の家に飾ろうという感覚は理解できないし、したくもない。

そんな気持ちもあり、早く忘れてさっぱりしたかった。

剪定し、さっぱりした南天を見て思う。

来年はたくさん実をつけますように。

そして、盗っていった人の家で飾られているであろう南天の赤い実が、その人の心の持ち方を転じてくれますように。南天は、難を転じると言われる縁起の良い木。そんな効果だって期待していいはずだ。

残っていた実と剪定した葉を、花びんに差しました。

さっぱりした南天の木です。脇からどんどん新しい木を伸ばしています。

赤く紅葉した葉は、ほとんど落としました。来年を楽しみに。

庭に遊びに来た渡り鳥のジョウビタキです。

きのうの八ヶ岳。あちらこちらで野焼きをしていて霞んでいました。

定点観測地点の足もとには、ホトケノザが一面に咲いていました。

オオイヌノフグリも。暖かい日が続いていたからでしょう。