最寄り駅近くの蓮を、観に出かけた。
二千年以上前の蓮の種を再生させたという古代蓮だ。「大賀ハス」という名は種から蘇らせた大賀一郎博士の名からつけられた。
その「大賀ハス」を、千葉から10株もらい受けて育てているそうだ。
蓮は大輪で、明るく濃いピンクが鮮やかで、切なくなるほどに心を惹きつけられる。自然と見入ってしまう。
夫がカメラを構え動かなくなったので、わたしは池の周りをゆっくりと歩いた。
蓮はもちろん美しい。
けれど、歩いているうちにいろいろなものが目に入ってくる。
戯れるように2匹で弧を描く、シオカラトンボ。
尻尾を丸めて水しぶきを上げる、赤いザリガニ。
無数のタニシは、水底の泥に歩いた跡を残している。
葉の上にできた丸い水滴は、キラキラとゆらめいている。
そうして見ていると、やわらかに花開いた蓮の花が、そんな周囲の様子を眺めているかのように思えてくる。
何度か足を運んでいるが、家の近くではあまり見ないシオカラトンボがいつも飛んでいる。この池で生まれ育ったに違いない。
たぶんここに蓮池が作られたことで、様々な生態系が生まれているのだろう。
そう思うとこの場所が、小さな宇宙のように思えてきた。
とてもきれいに整備されています。
看板も新しくなっていました。
うーん。綺麗。
一輪で咲く姿も。
見つめ合うように咲く姿も。
大輪の花も、小さな花も。
たくさん飛んでいたシオカラトンボ。
タニシもいっぱいいました。水がきれいなんですね。
葉っぱの影を見つめるのも、また楽しい。
癒されました~♩
こんにちは。
12日カレンダーに「蓮はじめて花咲く」と書いてありました。蓮の花、綺麗です〜自分も清らかになるような(笑)
コメントを残せませんがいつも楽しく読ませていただいています。ありがとうございます✨
私も今朝、母を見送りに外へ出たとき、シオカラトンボを見ました。
トンボ=秋のイメージがあって、あれ今夏だっけ?秋だっけ?と思いました。
蝉は鳴いているし、トンボは飛んでいて今日は30度以上ありました。
そちらもお天気がよかったのですね。
東京は気温が低そうですけどね。
我が家から程近い公園のお堀の蓮も咲いてきています。
そのうち私もゆっくりと出かけたいと思います。
タニシ・・・懐かしいです。
子供のころは田んぼにたくさんいました。
蓮の葉の影も夏らしいなあ~と思いました。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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