マスクを手作りしてみた。
ミシンを出すのも久しぶりなら、裁ちばさみやチャコペンを出すのすら久しぶりだった。
夫のシャツのボタンをつける以外に、裁縫というモノから遠ざかっていたのだと気づく。
むかしはよく、手作りした。
当たり前だが、子どもたちが小学校に上がる際に防災頭巾や体操着袋、給食袋に、あとは何だったか。いろいろ作った。
特別凝ったりはしなかったが、縫物をするのは嫌いじゃなかった。
それがこんなに長いあいだ、ごぶさたするとは。
チャコペンを探していて、中学のときに作ったパッチワークの針山を見つけた。
「なつかしい」と手にとり、あ、と思い出す。
針山の真ん中に、待ち針がきれいに集合している。
そうだ。わたしがバラバラに刺した針山の待ち針を、きれいに並べるのが好きな子がいた。末娘だ。彼女が並べたまま、ずっとしまいこんでいたらしい。
わたしの裁縫箱に興味を持っていたのは、小学生くらいまでだったから、10年どころかもっと前になるだろう。
まるで、タイムカプセルだ。
ほかにもきっと、あるんだろうなあ。
子どもたちがここで暮らしていた足跡のようなものが。
生成りの生地に、水色の糸で。マスク用ゴムは売り切れで、代用品も数量限定で売っていました。やわらかいけれど伸びが悪いんです。
裏地のガーゼは、無地のものがもう売り切れで、いちばんおとなしい柄を選びました。
ネットにあった無料型紙を使いました。
夫には、大きいサイズを水色で。つけるとトップナイフの外科医みたい(笑)
裏地はみんな同じです。
中学のときに作った針山はこれ。家にあった布を使って作りました。待ち針、使う前はお花のように集まっていました。
手作りしている人最近多いですね。
トイレットペーパーはデマの後出てきましたが、マスクだけはお店から消えましたね。
冬の初めにいつも当たり前のように飼っていた60枚入りのマスクはみな中国製だったということですよね。
ガーゼは手芸店で?
私は数年前の大規模な片付けの時に調子が悪かった小型ミシンを処分してしまったので縫えないのですが・・・・・。
裏にした柄もとってもかわいいですね。
マスク、我が家ではなんとかまだ足りていますし、竹布で作られたマスクが洗い替えで2枚あるので、短時間の買い物の時などはそれを使うようにしています。
一向に市場に出回らないですね。
布やキッチンペーパーで手作りしてらっしゃる人も多いですね。
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すごーい、中学の時の手作りの針山が、こんなに綺麗に残してあったんですね~
中学の家庭科では、ブラウスとパジャマとワンピースを作った思い出はしっかり残っているけれど、現物はとっくの大昔に遠い世界へ・・・(^^ゞ
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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