庭の桔梗が咲いた。深い紫色が美しい。
毎年のことなのに、その色にハッとさせられる。
胸の奥にある、普段はあることにさえ気づかない部分をキュッとつかまれたような、”切ない”と似たような気持ちになる。
蕾のうちは淡い色をしているのに、開いた途端深く濃い紫色の姿となるのも、まるで妖精が魔法をかけ、人が驚くのを楽しんでいるかのようだ。
ふと思う。
この色を初めて見たときから、胸の奥のどこかにちょこんと居座っているのかも知れないと。
人は産声をあげたときに吸いこんだ空気が、わずかだが肺に残っているという。そんなふうに、胸の奥に桔梗の深い紫色は残っていて、見るたびにシンクロしたようなデジャヴしたような不思議な気持ちになるのかも知れないと。
神戸へ帰省したとき、義母が鉢植えの桔梗の花を玄関に飾っていた。それを真似て、花ひとつだけ一輪挿しに挿した。
日々次々に花を開いていきます。
義母の真似をして、一輪挿しに。トイレの写真で失礼します。
はや8月。夏らしいカレンダーの絵ですね。
おはようございます。
毎日暑いですね、昨日は秋田でも36度のところがありました。
私のところも33度、これが北東北なの!といいたくなります。
桔梗の色は冴えたむらさきで大好きです。
日本人の紫というか、他の花とは違う趣があります。
折り紙で作ったかのようなつぼみの真ん中が外れるとパッと開いてこんな形に。
おトイレの一輪さわやかですね。
我が家にたくさんあった茗荷は何処に消えたのかまったくなくなってしまいました。
近くの親戚の家にあるのでもらってきて植えなければ・・・・。
これがあると夏を乗り切れる、大好きなみょうがです。
随筆屋。
Webライター。
1962年東京生まれ。
2000年に山梨県北杜市に移住。
2012年から随筆をかき始める。
妻であり、母であり、主婦であること、ひとりの人であることを大切にし、毎日のなかにある些細な出来事に、様々な方向から光をあて、言葉を紡いでいきたいと思っています。
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